2011年12月30日金曜日

動画で振り返る2011年(9月~12月)


9

奥多摩の峰という集落、過疎で人口が減り、お年寄りが多いといういわゆる限界集落である。そこの花入神社で行われる奉納獅子舞を見に行く。

私の車は奥多摩湖の北側の峰谷川に沿ってさかのぼり、向かって左側の山の斜面にある道に入っていく。かなりな急勾配である。830分ころに、峰の生活改善センターに到着。

標高760メートルの山の上。蕎麦の白い花が咲いて、赤トンボが飛び交う。

地区の古老にお話を伺った。もう、ここには、15世帯しか人が住んでいないとのこと。獅子舞を構成するには、「シシジュウロク」というように、16人の人員が必要。その16人よりも、世帯数が少ないので、一世帯で、一人以上の要員を出してもらう計算になるが、実際は、以前ここに住んでいた人が、この日だけは、戻ってきて獅子舞奉納に参加するらしい。それでも笛を吹く要員が足らず、今では録音した笛に合わせて獅子舞を踊っているのだという。

この獅子舞は、今年はともかくも無事に行われたが、果たして来年も行われるのだろうかと思った。


10

日本酒の日である101日は、東京地酒列車というイベントに参加。

多摩モノレールの列車を借り切って、酒飲みイベントを行うものである。地酒列車は上北台駅を出発して、多摩センター駅まで行き、そこで折り返して、立川北駅に到着すると解散である。

乗車区間が短いので、普通に乗ればすぐに立川北駅について、イベントがあっという間に終わってしまいそうだが、実は、多摩センターで55分間停車する。この停車中に、多満自慢の石川社長のハーモニカを聴くもよし、停車中の列車の中で酒を飲み続けるもよしというイベントだ。

同乗した人たちと、一緒になってワイワイガヤガヤ、楽しく飲んだくれる。

途中、電車の電気を消して、街の夜景を電車から眺めるなんているオツな趣向も用意されていた。

というわけで、本日は、東京地酒列車は意外と楽しいということが判明したのであった。


11

青梅のとある場所で開催された、蕎麦打ち教室に参加。

会場は、バーベキューが出来る施設で、蕎麦を打ち終わったあとは、皆で、バーベキューを楽しむ。もちろん、お酒も。

私は、燗酒用に、自慢の燗銅壺を持参し、これで燗をつけて楽しむ。燗銅壺で、椎茸やその他の食材を炙って食べる。缶詰を温めて食べるのもなかなかオツである。

しかし、この「赤貝フォンデユ」、炙り椎茸を「極洋の赤貝味付」のたれにどっぷりとつけて食すのだが、かなり甘しょっぱすぎだ。


12

よみうりランドでやっている、ジュエルミネーションという電飾イベントを見に行く。いや、見に行くというより、飲みに行った。つまり、園内に設置されたジュエルホットダイニングというフードスタンドで飲むのだ。実は、そこの企画に、知り合いのきき酒師が一枚噛んでいて、その彼の独断と偏見により、5軒あるスタンドのうちの1軒が、すごいことになっている。地酒、その他のアルコール飲料類が充実しているだけでなく、つまみ類も、さすがに飲んだくれの、いや、SSI認定のきき酒師さんが企画しただけあり、とても遊園地のフードスタンドとは思えないほどだ。

いちべーが自分で選んだ今年の動画12本による、「動画で振り返る2011年」シリーズは以上です。ご覧いただきありがとうございました。なお、いちべー動画チャネルでは、他にも面白い動画がたくさんあるので、どうぞご覧ください。



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2011年12月27日火曜日

動画で振り返る2011年(5月~8月)

5
初夏である。日によっては、夏のような陽気になることがある。そんな春から夏に向かう季節の中、奥多摩の御岳渓谷を散策した。ああ、夏の川はきれいだなあ。



6
この月の2日には、民主党代議士会で、菅直人首相が辞任を表明した。それを受けて、民主党の多くが、提出された内閣不信任案に対して反対票を投じ、不信任案が否決。
菅首相は、退陣を仄めかした舌の根も乾かぬ翌日、あっさり続投を表明。こんなに国民をなめた首相も珍しい。あまりに頭に来たので、官邸に抗議のメールを出したくらいだ。この時ばかりは、鳩山前首相がとても良い人に見えた(と言ってももちろん「人の好い」という意味)。
そんな、むかつく事件で始まった6月だったが、こういうときは、何か古い建物でも見て落ち着きたい。まあ、菅首相のこのようなインチキ事件は別として、もともと予定していたことだが、かつて、白洲次郎、正子夫妻が住んでいたという古民家を訪れた。この建物は「武相荘」と言って町田にある。門をくぐったあたりに大きな柿木が植わっていて、よい雰囲気の庭である。母屋はりっぱな寄棟造りの茅葺民家である。骨董に造詣の深い正子婦人のテイストが活かされた内装や調度品などを見て楽しんだ。


7
この時季は、仲間と旅行したりすることが多いが、今年は、東日本大震災で大打撃を受けた東北地方、特に福島を応援しようという主旨で、会津へ旅する。
喜多方では、大和川酒造さんにて酒蔵見学。カスモチ原酒弥右衛門酒は、麹歩合が通常の倍程度まで高めた甘めのお酒。


8
この時季、東京都では、奥多摩、青梅、あきる野、埼玉県では秩父方面などの各地の神社で、ささら獅子舞がさかんに奉納される。今年は、ささら獅子舞マニアの間では有名な下名栗の獅子舞を見に行くことができた。
五穀豊穣、国家安寧、疫病退散などの祈りを込めて奉納される獅子舞であるので、今年のような国難の年こそしっかりと行うというのもひとつの考え方ではなかろうか。



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2011年12月25日日曜日

酒糟炙り焼きで一杯




燗銅壺で、板糟を炙りながら、越乃柏露の純米酒を燗にして飲む。

燗酒がうまくてたまらん。最近は、毎晩のように燗銅壺で燗しながら、つまみを炙って食うというスタイルが定着しつつある。

酒糟は、スーパーで売っていたありきたりのもの。こいつを、適当な大きさに割って焼き網の上で炙ると、じきに糟の焦げる香ばしい匂いがしてくる。餅が膨らむように、ぷっくり膨れたりする。

適度に焦げたら裏返し、両面に焦げ目がついたら、醤油をつけて、さらに軽く炙る。醤油の焦げる匂いに、舌の両脇あたりに、じわっとわいてくる唾。

そして、おもむろに、燗銅壺の湯から酒を出して盃に注げば、かすかに立ち上る白い湯気。

酒、酒糟、醤油、日本が世界に誇れる醗酵食品をいただき、身も心も強くなっていく気分だ。





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2011年12月22日木曜日

動画で振り返る2011年(1月~4月)

1月、新年早々、澤乃井園に行って福袋を買う。これで、今年もいい年になるだろうと思っていた。そりゃそうだ、3月にあの大震災が起ころうとは、この時には誰も思ってなかったのだ。



2月、小鳥と戯れていた。このシジュウカラ、前の年から餌付けをして、ここまで馴れるのに3ヶ月くらいかかった。ちなみに、このシジュウカラは、最後には、私の手のひらから餌をとって食べるまでになり、家の前の木に掛けた巣箱で雛を孵し育てたのだ。巣箱の中の記録ビデオも撮ったので、興味のある方は、私の動画チャネルでご覧ください。



3月、「にいがた酒の陣」の二日目に実施される「新潟清酒達人検定」という、いわゆるご当地検定を受けるべく、利き酒のトレーニングをしていた。この後、午後に例の東日本大震災が発生した。当然、酒の陣も達人検定も中止となった。



4月、例年なら、あちこちの櫻の名所で、花見という名のアウトドア宴会が開催される。しかし、今年は、大震災があまりにも甚大で悲惨な結果をもたらしたため、花見をするのを躊躇する人が多かった。今年の流行語大賞になるのではないかと思えるくらい、自粛という言葉が飛び交っていた。そんな中、東北の蔵元さんたちが、これではいかんと、日本人ならどうぞ花を愛でながら酒を楽しんで欲しいというメッセージをビデオにしてアップしてくれた。なんだか、逆に東北の人に励まされたような気がしたな。


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2011年12月16日金曜日

月蝕、燗酒



12月の寒い夜
ときおり鉄道のレールを電車が鳴らすのが聞こえ
道にはまだ車が行き交う
いつもと変わらない冬の夜なのだが
空の方では面白いことが始まるようだ
そう、今日は皆既月蝕の日なのだ
ひとつ、お月様の様子をビデオに収めてやろう
三脚を立て、カメラをほぼ真上にむけて固定してピントをあわせる
撮影のスイッチを入れて、あとは、空を仰ぐ
月の表面の暗い部分が少しずつ広がり、月の全体を覆うと
明るすぎないお月様のお顔は、いつもより別嬪さんに見えて
いつもより身近に感じられた
天のはるか彼方の月じゃなくて 天から降りてきて手の届きそうな月
気づくと、月がカメラの画面からはみ出しかけている
当たり前だが、月はゆっくりと西の方に動いていたんだ

さて、本当に寒い冬がやって来た。今年は例年より霜が早いみたいだし。 いやいや、寒い冬でも、いちべーにはあれがあるじゃないか!そう、身体の中から温めてくれるあれだよ。

本当にスグレモノだね。この冬も、たびたびお世話になることだろう。

これで、椎茸を炙って食べるのもいい。椎茸はドクター森でお馴染み森産業の「森XR1号」だ。

私にとって、2台目の燗銅壺であるが、1台目同様、たいへんよくできている。今度、飲み友を家に招いて、1号、2号のダブル燗銅壺パーティーを開催しようと思っている。

 


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2011年12月13日火曜日

9匹のリスが、枡酒を飲むと・・・


大河ドラマが最終回を迎え、今年の世相を表す漢字として「絆」が発表され、あちこちでイルミネーションイベントが開催され、テレビでは、紅白歌合戦の宣伝をやっている。つまりだ、今年も残りわずかとなったということだ。

この時期に、どこの蔵元で造っているのかよく判らないが、ちょっと面白いラベルの酒が、一部で出回っているようで、いちべーは運よくその酒を入手することに成功したのだ。


ラベルには「生原酒 本醸造 クリスマス酒」と印刷されている。なに?製造元は「いちべー酒造株式会社」だと?かなり怪しいな。赤と緑を基調にしたラベルにリスの絵がついている。リスは何か持っているようだ。何これ?枡酒かい?

なるほど、九匹のリスが枡酒を持っているのか?それで、ク・リス・マスザケというわけかい?駄洒落もたいがいにしやがれ~ってもんだ。

で、味は、どうかな?なんだか、菊水のふなぐち一番しぼり生原酒みたいな味がするな~。

実は、自分で作ったラベルを「菊水ふなぐち一番しぼり生原酒」の缶に巻きつけただけです。酒飲み仲間へのプレゼント用です。







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2011年12月9日金曜日

女性がジャガーさんなどに言及しつつ飲んでいる飲み屋

先日、とある方と手作りソーセージとビールのレストラン「ノイ・フランク」で食事。おいしいビールを飲みながら、バイス・ヴルストや、厚切りソーセージのグリルなどをつまみに、ビールがおいしい。ここのビールは、それぞれの専用グラスで出てくるので、これもまた楽しい。たとえば、パウエル・クワックのグラスって、化学実験で使いそうな器具に似ている。


さて、ビールの後は、やはり、なんとなく日本酒を飲もうということになった。

どこに行こうか?立川?じゃあ、青海かな?しかし、よく考えるとこの日は水曜日で青海は定休日。そこで、狸穴に行ってみた。

今回、久々に訪れた狸穴であったが、ゆっくりと好い酒を堪能することができた。本日同行の方も、狸穴が大いに気に入ったようだ。しかし、さすがに、ビールを相当飲んでいたので、残念ながら、今回は、一人あたり、二合程度を飲んだだけだった。



以下は、以前に作った動画だが、お店の雰囲気がわかると思う。

軽快な音楽が流れる、やや無機質かつ洒脱な印象の店内は、女性が、ローカルタレントのロック歌手ジャガーさんなどに言及しながら、酒を飲むのに相応しい雰囲気だ。人差し指を立てながら盃を持つのは、どうもこの人の癖なのだろうか。

この人が、仮に一人でこの店にやって来て酒を飲むなら、こんな雰囲気になるだろう。最後のため息がいいよね(笑


狸穴は、日本酒=赤提灯=おやじみたいな先入観を持っている女の子を連れて行くと、そういった先入観を払拭してくれる。そういう感じのお店でしょうか。

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2011年12月7日水曜日

着物で酒を飲むのがいいのかな--澤乃井の利き酒会

先週の土曜日、小澤酒造さんのイベントで、蔵守の会 きき酒会 「吟醸と熟成」に参加。14:00から、立川にある酒造組合のビルで行われた。

会は、第一部と第二部から構成され、第一部では、小澤酒造のスタッフの解説付きで、純米吟醸の、生、火入れ、原酒、にごり、熟成酒の飲み比べを行う。私も第一部から参加。


上記写真は、第一部で飲んだ酒で、利き酒用の酒として、下に示す5種類が並んだ。左から、

  純米吟醸蒼天 生
  純米吟醸蒼天 火入れ
  純米吟醸蒼天 原酒
  純米吟醸春ノ雪 ささにごり
  純米吟醸蔵守 2000年

である。このほかに、比較参考のため、奥多摩湧水仕込が出ていた。

スタッフの指示に従いながら、最初に、5種類の色を見て、次に5種類の香りを嗅いだ後、やっと実際に飲める。

以下、それぞれのお酒の感想。

純米吟醸蒼天 生
澤乃井の生酒は、全般的にややインパクトが弱い感じがするが、と言っても生独特の酵素が生きている感じは、飲んでいて楽しいな。

純米吟醸蒼天 火入れ
火入れは、ちょっとさっぱりして、酸味も感じられやすくなっている気がする。反面、飲みやすいとも言えるのだろう。

純米吟醸蒼天 原酒
原酒は、アルコール度が16度~17度と、原酒にしては低い感じ。個人的には、蒼天は火入れより原酒の方が旨みを感じる。あまり味覚が繊細じゃないいちべーは、どうしても濃い味の酒の方向を向いてしまうみたいだ。

純米吟醸春ノ雪 ささにごり
春ノ雪は、活性生酒。通常二月に出荷されるので、9ヶ月以上寝かされているはず。しかし、どうもあのピリピリする感じに邪魔されて、酒そのものの旨みが見えにくいという感じ。好みが分かれるところなのだろうが、私はどうもにごり系は苦手。よく振って半日くらい蓋を開けて炭酸を飛ばして飲んだら美味いのだろうか?

純米吟醸蔵守 2000年
蔵守は、11年熟成品。まろやかでうまいです。というか、最近、熟成香の中に、バニラのような甘い成分があることに気づき、熟成酒がけっこう好きになってきている。
今回は、熟成によって生ずる色や味わいは、アミノ・カルボニル反応によるものだということを、スタッフの方が説明してくれた。ひとつ勉強になった。

しかし、純米吟醸ばかり飲んだ後の、奥多摩湧水仕込も、実はなかなか捨てがたいと感じたいちべーであった。

こんな感じで第一部終了。


第二部では、第一部の酒に加え、他の澤乃井の酒(梵、純米大吟醸など)も提供されて、さらに楽しい。

特にお気に入りは、純米大吟醸。

以前、「水乃記憶」という純米大吟醸があったが、それの後継商品という位置づけ。中身は「水乃記憶」とほぼ同じだけど、ちょっと違うみたいな説明を受ける。

それで、このお酒は、口に含むと、とっても柔らかい感じで、穏やかな春の日差しとか、岸辺に打ち寄せる穏やかなさざ波みたいに、なんとも好もしい味わい。梵よりもむしろこっちが好きだ。

以前、澤乃井園で、小澤社長とたまたまご一緒したときに、水乃記憶の燗をご馳走になり、こんなに美味いのかと、ちょっと感動した。こちらの純米大吟醸も燗にすると美味いに違いないから、今度、機会があったらやってみようと思った。


ところで、本日の第一部参加者のうち、二名の方から「いちべーさんですよね?」と、お声を掛けていただいた。一人の方は、私のブログを読んでいる方で、もう一人の方は、以前に、田村酒造場で開催されたときに、ご一緒した方だった。

そして、このお二人から同様に「今日は着物じゃないんですか?」と言われてしまった。雨が降っていたので、着物を着てこなかったのだが、やはり着物を着ていると印象が残るのだろう。これからも、なるべく着物で目立つ格好で出没しますので、皆様、いちべーを見かけたら、どうぞ声など掛けてやってくださいまし。

下に貼り付けたのは、着物で酒を飲むいちべーの動画です。







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2011年12月4日日曜日

利き酒師のいる遊園地にて

よみうりランドのジュエルミネーションというイベント。言うまでもなく、電飾でチカチカと園内を装飾して、クリスマス気分の人たちを夜に集客して儲けようという、遊園地側の計略なのである。普段は、そんな計略においそれとは引っかからないいちべーであるが、12月のとある土曜日、あえてその罠にかかってみた。





実は、この遊園地には、ジュエルホットダイニングと銘打って、鉄道のコンテナ車を改良したような、フードスタンドが5店舗ほど設置されている。そこで、電飾を楽しみながらいろいろ飲み食いが出来るという趣向である。

それで、このジュエルホットダイニングの担当者というのが、私がしばしば一緒に酒を飲んでいるEさん。彼は、SSI認定の利き酒師でもあり、よみうりランドは、最近では「利き酒師のいる遊園地」と呼ばれているらしい。彼が担当するからには、これは相当に期待できると踏んだのだ。

それで、5店舗あるコンテナの中の、一番端にある店舗なのだが、ここだけ明らかに遊園地の雰囲気じゃないというか、なんかオーラが違うというか。なにしろ、日本酒のメニューが、獺祭、宝剣、王祿の渓、屋守、九平次、而今、雨後の月・・・・。燗酒も、大七純米生酛なんかが置いてあるのだ。まあ、早い話、Eさんの独断と偏見がストレートに反映されたメニューだろうか。おや、臥龍梅がない!と思ってEさんに聞くと、五百万石はあったのだが、誉富士と雄町か何かが入手出来なくて、それで今は置いていないとのことだ。とってもこだわる人ですね。とにかく、とても、遊園地の売店で販売しているメニューとは思えない。Eさんの暴走振り、いや、この企画にかける並々ならぬ意気込みがひしひしと伝わってきた。

つまみに、モツ煮を頼んだのだが、これが、柔らくていい塩梅に煮えているし、特に、Eさんお奨めは、「おおまさり」という品種の茹落花生で、これがたいへん大粒でコクのあるものだ。ビールに合いそうだ。そうビールと言えば、地ビールの箕面ビール、サンクトガーレン、多摩の恵等々も置いてある。ワイン、カクテル、ウイスキー、焼酎、泡盛などのメニューも、まったく手を抜いていないぞ!

そして、さすがに酒飲みの立場を理解しているEさんだなと思ったのは、コンテナの近くに、この企画だけのために、普段は設置していないトイレを設置したということだ。これで、安心して酒が飲めるというものだ。





アルバイトの女の子に、日本酒は好きですかと聞いたら、今まで飲まなかったけど、こんな美味しいものだとは知りませんでしたと言っていた。若い人たちが、こうして日本酒の良さを理解してくれるのは、うれしいことでもある。


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2011年12月1日木曜日

いちべーさん、さらに、燗銅壺にはまる

少し前の記事で、燗銅壺について書いたが、最近、また、別の燗銅壺をネットオークションで購入した。これで、二つ目になるのだが、燗銅壺は、キャパシティ的には、2~3人くらいで楽しむのに調度いい大きさだから、二つあれば、5~6人で、家飲み会が開けるはずだ。


何はともあれ、どんな具合かを実際に使ってみた。

せっかくなので、その様子を動画に録画してみる。

で、燗酒文化を全世界に紹介したいいちべーさんとしては、今回は、ロシア語解説付きで動画を作った。ただし、これがロシア語でなくても、英語でも、スペイン語でも、タイ語でも、動画を見れば何を言っているかは判るだろう。動画の良いところは、見れば判るということだね。では、なんでわざわざロシア語で解説をつけるか?それは、酒に強そうなロシアの方々にも是非日本酒に興味を持ってもらいたいため、あえて下手なロシア語で作ったのだ。

でも、ほんと、この動画は見ればわかるレベルだ。

ちなみに、今回、この美品の燗銅壺は、木製の収納箱付きで、なんと3900円で落札できてしまった。たいへんラッキーだった。

火壺は浅いが、口径が大きいためか、炭がよく熾り、予想以上に短時間でお湯が沸く。四隅が曲線に作られていることも、水の容量を減らして、お湯を沸きやすくしているのかも知れない。使いやすい燗銅壺である。




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2011年11月19日土曜日

アウトドア燗酒

「奥多摩湖の紅葉は、そろそろいい具合だろうか?」などと思ったので、出かけてみる。そして、奥多摩湖についた時点で12時を過ぎていた。

奥多摩湖北岸を走る青梅街道を西に進み、峰谷橋を渡り、トンネルを抜けたところから、湖岸に下りると、そこに麦山浮橋がある。

この橋は、ずっと以前はドラム缶橋と呼ばれていて、ドラム缶を浮にして、その上を渡れるように、板を置いて渡っていた。最近では、ドラム缶ではなく、なにかプラスチック製のような材料でできた浮を使っている。だからだろうか、名前もドラム缶橋ではなく、麦山浮橋になっている。ドラム缶橋の方が風情がある名前だと思うのだが、実際にドラム缶じゃないのだから仕方ないか?

この橋を渡って、奥多摩湖対岸に渡り、湖南岸を1時間も歩けば、「山のふるさと村」という施設に到着する。

まだ、紅葉には少々早かったみたいだ。今度の週末くらいがいいだろうか?野鳥の声などを聞きながら、落ち葉をガザゴソ踏みしめて歩くのは、ちょっとしたハイキング気分で楽しい。



山のふるさと村のレストランで、遅めの昼食。食べたのは、奥多摩やまめフライ定食。奥多摩やまめは、やまめとは思えない食べ応えがある。



食事の後は、ガスバーナーでお湯を沸かして、燗酒をつけて飲む。なかなかアウトドア気分が味わえて楽しい。300ml入りの澤乃井純米大辛口を持って来たので、この瓶ごと、お湯につけて温めた。いい塩梅だ。

山のふるさと村の休憩所のベンチは、日当たりがよくて暖かかったが、3時近くになって、太陽が西の山陰に隠れると、そこは山奥だけのことはあり、急に寒くなる。燗酒の用意をしてきたのが、正解だったと思った。




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2011年11月11日金曜日

最近いちべーさんは燗銅壺にはまっている

携帯型の燗銅壺っていうのは、たいへん愛らしくて風情のあるアイテムだ。ネットのオークションで入手して以来、たびたび使用して、燗酒を楽しんでいる。大きさからすれば、大勢で楽しむのは難しいが、二三人でこじんまりと燗酒を楽しむのには素敵な道具だ。酒は、普通酒、純米酒、本醸造などの、安い酒で十分。

燗銅壺に水を張り、炭を熾して、これを火つぼに入れておくと、直に、水が炭の熱で熱くなる。その中に、酒を入れた徳利なり、チロリなりを浸けてしばらく待てば、燗酒になるのだ。
(さらに詳しい燗銅壺の説明はこちらの記事⇒骨董品の燗銅壺で燗を楽しむ

しかし、これは、単に酒を温めるだけでなく、火つぼの上に網を載せると、ちょっとした食べ物を炙って食べることができる。メザシを炙ったり、シイタケを炙ったり、干物を炙ったりしながら、燗酒を自分で作りながらチビチビやる。ちょっと、チープな感じもするが、これが庶民的で、こういうことをやっていると、自分は、言ってみれば日本の酒文化の底辺を担っているのではないか?という自負にも似た気持ちが生まれる。

それで、最近、新たな楽しみ方として、この燗銅壺の上で缶詰を温めるというのをやっている。

燗銅壺、皆さんも入手されて、燗酒を楽しまれてはいかが?






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2011年11月10日木曜日

いちべーの声

「こえ部」というサイトでは、自分の声を投稿できる。
面白そうなので、ユーザー登録して、出されている「お題」に対して
自分の声を投稿している。
主に、詩などの朗読に投稿している。
自分の声を自分で聞くのは、ちょっと気色が悪いもんだ。

2011年11月3日木曜日

射的ゲームで缶詰をゲットせよ

(前回からの続き)

澤乃井園でお昼過ぎまで酒を飲んだところで、次は、煉瓦堂朱とんぼに移動する。

煉瓦堂朱とんぼは、バーベキューなどできる設備で、この日は、屋根がついているBBQ会場に、屋台が出ていて、他に、バンド演奏、お囃子、獅子舞などが行われている。

ところが、われわれときたら、そんな舞台での催しなどには、あまり興味がなく、ひたすら飲み続けたい。

BBQ会場の方は、ほぼ満席状態。しかし、そこから中庭を挟んだところにある建物内には、まだ座れるテーブルがあった。また、ここでは射的ゲームが行われていた。ジョーバだか、ロデオマシーンだか、そういう系統の、跨ってスイッチを入れると上下左右に揺れるという装置が置いてある。これに跨って的を狙うようになっている。一回300円で、弾が三発。的に命中すれば、缶詰がもらえる。

ところで、澤乃井園を出発する直前に、知り合いに会ったのだが、彼女が言うには、わさびコロッケが美味しいということだ。さっそくこれを買って食してみる。

わさびの茎や根が入っているコロッケのようだ。その場で、緑色のペースト状のものを思いっきりなすりつけてくれる。ワサビペーストのようだ。これだけ、思いっきりつけてくれるということなら、もちろん生ワサビをそのまま食べるほどの辛さではないだろう。しかし、食べてみるが、そこそこ辛いな。



さて、テーブルで、ワサビコロッケを食べて、こちらでしか買えない、一番汲みのにごりなどを飲んでいると、社長さんがいらっしゃった。澤乃井園にしょっちゅう行っているし、澤乃井のイベントなどで、完全に顔なじみになっている方だ。この日は、奥多摩駅前の知る人は知る、知らない人は知らない、天益という餃子屋さんの餃子を差し入れてもらった。肉がいっぱい入っていて美味い餃子だった。社長さん、ご馳走様。

また、となりの席に座っていたお姉さんたちからは、缶詰の差し入れが。これは件の射的ゲームの戦利品とのことだ。



だんだんと、宴が盛り上がってきたのだが、6時から、池袋の仮面ライダー ザ ダイナーというところに行かねばならない。そのためには、軍畑駅を4時ちょっとすぎの電車に乗らないといけない。

いちべー、池袋に向かうべく、軍畑駅に続く急勾配の坂道を、酔っ払いの足取りで登るのであった(しかし、この坂、きついな~



ちなみに、今回、さば味噌煮缶詰をアルコールランプで熱して、熱々をいただいたが、この缶詰直火温めというのは、なかなか乙な気がするので、今度、家飲みをするときにやってみようと思った次第である。



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2011年10月27日木曜日

「一番汲み」と「しぼりたて」で「一番搾り」なのだ

10時には、澤乃井園に到着。雨が少し降っている。
今日、10月22日は、澤乃井の蔵元である小澤酒造株式会社で、蔵開きのイベントが行われたのだ。

澤乃井園の休憩所には、Harryさんご一行様がすでに到着して、澤乃井のビール、サワビーか何を飲まれている様子。

しかし、これから、知り合いが来るはずなので、場所取りもかねて、隣の空いているテーブルに、ひとりで座る。
燗酒とおでんを買ってきて、軽くウォーミングアップを開始した。



やや、肌寒く、燗酒が辛くて美味いのだ。

しばらくすると、休憩所も混雑してきた。家族でやって来たらしい人たちが、相席していいかと聞く。混雑しているのだから、お互い譲り合って楽しく飲みたいものだ。そこで、どうぞどうぞと勧める。この三鷹からやってきたという人たちは、多摩川がきれいですねと感激していた(実際は雨で濁っている)。「天気がいいと、水も澄んでもっときれいですよ」と言うと、濁っていても、これはこれでなかなかきれいですと、その家族の娘さんらしき方が言った。

なるほど、なかなか自然を愛する心をお持ちの方なのだな~と感動した。

しばらくすると、知り合いの女の子たちやら、その友達やらがたくさん来た。それから、河辺に住んでいるという、今年の正月に、澤乃井で知り合った人も合流。これで、われわれは5人になり、われわれのテーブルは先ほどの家族の方もおり、かなり賑やかになった。ちょっと窮屈だが、大勢で飲むのは楽しいね。

ところで、なぜか、この頃から、雨が強さを増してきた(いったい、誰のせいなのか?)。



その後も、知り合いの方やら、私は知らないけど、向こうは私を動画やブログなどで見て知っているという方が来たりする一方、途中で、早く帰る人などもいたりするものの、我らのテーブルは相変わらず賑やかだ。

今年の蔵開きも人が大勢来ている。こんなに雨が降っているのに、みんなよく来るよね。もっとも、澤乃井園や、朱とんぼで、ずっと酒を飲んでいるなら、雨が降ってももたいした影響もないしね。

この日は、皆で、「しぼりたて」と「一番汲み」を飲んでいた。皆さん、一番汲みが美味いと言うけれど、私には、しぼりたての口当たりがいいです。しかし、酔っ払ってくると、どれがどれだか分からなくなるのが世の常というもので、いつのまにか「一番しぼり」と呼んでいるいちべーがおった。ビールじゃあるまいしのぉ~。



やや!蔵開きの記事を書いているつもりが、これじゃ、普通の酒飲み会の記事と変わらないじゃないか?
(続く)


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2011年10月9日日曜日

東京地酒列車

JR立川駅から南北方向に伸びる多摩モノレール。北短の上北台駅から、南の多摩センター駅まで乗っても約36分という短い路線である。10月1日には、このモノレールを貸切にして「東京地酒列車2011秋号」というイベントがあって、これに参加した。

このイベントに申し込むと、イベント当日、多摩モノレールが自由に乗り降りできる優待券がついてくる。それで、せっかくなので、集合場所である上北台に行く前に、多摩動物公園に行くことにする。

そして、多摩動物公園は、10月1日が都民の日でもあり、無料で開放しているのだ。

今回、特に注目なのは、キングチーターの「ナデシコ」だ。普通チーターの模様は斑模様だが、まれに背中の斑模様が縞状に繋がった柄の個体が生まれる場合があり、こういう個体をキングチーターと呼んでいるようだ。このキングチーターのナデシコちゃんは6月に誕生して、7月末から一般公開されている。

チーターに限らず、動物の子供はかわいらしいものだ。



さて、キングチーターを見た後は、いよいよ、東京地酒列車に乗る。出発駅の上北台で、受付を済ませ、列車に乗り、指定された席に着く。普通の通勤列車のように、窓を背に長いシートになっている。シートの間にテーブルが運び込まれ、その上にずらっと並んだ東京の地酒たち。

地酒列車は上北台駅を出発して、多摩センター駅まで行き、そこで折り返して、立川北駅に到着すると解散である。上北台から多摩センターの所要時間が36分で、多摩センターで折り返して、解散場所の立川北駅まで乗っても全部で50分くらいだろう。こんな、短い間に酒を飲んでも、今一盛り上がりに欠けるのではないかと最初は危惧していた。

実は、この列車は、多摩センターで55分間停車する。この停車中に、多満自慢の石川社長のハーモニカを聴くもよし、停車中の列車の中で酒を飲み続けるもよいのだ。これは、けっこう楽しかった。停車しているため、席を移動したり他の車両に行って違う酒を飲んだりすることも出来た。同乗した人たちと、一緒になってワイワイガヤガヤ、楽しく飲んだくれることができた。また、列車走行中に、車内を消灯し、街の夜景を眺めるなんているオツな趣向も用意されていた。真っ暗なモノレールの車内から見下ろす夜景は、普通は体験できないだろう。

というわけで、本日は、東京地酒列車は予想以上に楽しいということが判明したのであった。




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2011年10月2日日曜日

猿橋を見ると五橋が飲みたくなるという話

平成23年9月9日。各地に被害をもたらした台風12号の影響による大雨は、普段は澄んだ流れであろう桂川を灰褐色に濁った奔流に変えていた。流れは峡谷の切り立った崖に轟いている。その上方に、なにやら手の込んだ構造物が、晴れ渡った空を背景にして、両岸の崖を繋いでいる。日本三大奇橋の一つと言われる猿橋である。



猿橋は、山梨県大月市を流れる桂川に掛かる、構造的には刎橋という橋らしい。すなわち、岸の岩盤に穴を穿ち、そこに刎ね木を斜めに差込む。その、中空に突き出た刎ね木の上にさらに、別の刎ね木を重ねて、下の刎ね木よりも幾分長く突き出す。これを何本も重ねると、だんだんと中空に向けて重ねられた刎ね木が遠くに伸びていく。両岸で同じように作業をすれば、終いには、双方の刎ね木が接するほどになるので、これを足場にして上部構造を構築し、橋を構成するのである。

木造の美しい橋であり、刎ね木や桁を雨から守るために、それぞれの刎ね木や桁の必要な場所に小さな屋根が設けられているが、その様子が、なんとも手の込んだ豪華な感じであると同時にかわいらしくもある。

ところで、日本三大奇橋、猿橋以外の残り二つは何かという疑問が生じる。調べてみると、一つは山口県岩国市の錦帯橋、あとの一つは、栃木県日光市の神橋であるとか、徳島県西祖谷山村のかずら橋であるとか、諸説がありよく判らない。

しかし、少なくとも錦帯橋が三大奇橋に数えられていることは確かなようだ。錦川に帯のように掛かる橋だから、錦帯橋ということか。四つの橋脚に、三つのアーチ状の橋が掛かり、さらに両端の橋脚と岸を、やや反りの少ない橋が繋ぎ、都合、五連の橋となっている。写真やテレビなどの映像を見ただけで、実物はまだ見たことがないが、いつか実際にこの目で見てみたいものだ。

そう言えば、山口県岩国市の地酒「五橋」の銘柄は、この五連の錦帯橋に因んだものらしい。

などと、いろいろ考えたり調べたりしていたら、なんだが五橋が飲みたくなる。そうだ、あの優美な錦帯橋の姿を思い描きながら、五橋という麗しき酒を飲もう。ああ、燕を相手に剣の修行をする小次郎の姿が心に浮かぶな~(錦帯橋が出来たのは小次郎の没後らしいが、そんなことはこの際どうでもよいのだ)。

さっそく、近くの酒屋さんで買ってきたのがこれだ。



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2011年9月25日日曜日

女子率の高い居酒屋さん

最近の居酒屋さんには、店内がきれい、おしゃれ、かわいい、といった要素のある、女性にとっても入りやすいお店が増えてきている。

立川の「汗だく信助」も、そういうお店の一つではないだろうか。

賑やかな通りから一歩退いた路地裏のお店で、和風な風情の引き戸を開けると、明るい木目のカウンターやテーブルなどが、統一感があり、適度に落ち着いたくつろぎやすそうな空間。カウンター内に男性が2人、給仕として女性が2、3人というスタッフ構成。

カウンターに着くと、ほどなく出てきたお通しが、バーニャカウダーである。

メニューには、地酒の酒類は、そんなに多くはないが、スタッフに尋ねると、けっこう面白い酒があったりする。この日は、ヤマダ(どこの酒?「人」みたいな字の下に「田」と書いてヤマダ)、こなき純米(千代むずび)、秋トンボ(泉橋酒造)などを飲みつつ、料理を二品ほど注文して食べたが、料理は盛り付けの皿や、盛り付け方など、いかにも女性が好きそう。




食事中に、ふと、気づけば、自分とどこかのカップルの男性一人以外は、すべて女性だったのには、ちょっとびっくり。

ところで、2007年5月に投稿を始めたYoutubeであるが、本日、20万再生を達成。まぁ、アップロードしたビデオの総数が今日現在で611本あり、これだけ多ければ、再生回数もそれなりに増えるわけだ。それで、最新のアップ映像は、上記の「汗だく信助」ではなくて、よく行く居酒屋の「青海」さんで撮影したもの。カメラの調子が悪くて音声が入らなかったので、適当なサウンドトラックを追加した。





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2011年9月18日日曜日

三匹獅子舞 (2)

少し前の投稿「三匹獅子舞」の続編。

三匹獅子舞は、たいてい一人立ち三頭の獅子が、4人の花笠と、庭の中で踊り、これに囃子方2~3人や道化も参加する。このような基本的構成を維持しつつ、それぞれの獅子舞が違いを持っている。地域によって、舞い、笛・太鼓、衣装などに、いろいろな違いが見られ、これが三匹獅子舞の面白さの一つではなかろうか。

今回は、大丹波青木神社、青梅市上成木常福院(高水山常福院)、飯能市下名栗諏訪神社に伝わる獅子舞を見てみる。

青木神社は、東京都西多摩郡奥多摩町の大丹波地区にあるが、この場所は同町の中では東側にあり、青梅市に近い。実際、ここから、東に山道を登り岩茸石山の北西にある名坂峠を越えると、青梅市の上成木に出る(ちなみにこの道は、都道202号上成木川井線という歴とした都道)。

上成木には、常福院というお寺があるが、この南西にある高水山の頂上付近に常福院の不動堂があってここに、毎年4月の潅仏会に近い日曜日に、獅子舞が奉納される。さて、この上成木の地の北に位置する尾根の北側はもう埼玉県である。上成木からは小沢峠(峠のほぼ直下を通る小沢は、東京と埼玉を結んでいる)を越えることで、飯能市の下名栗地区に至る。

この下名栗地区にある諏訪神社では、8月の25日に近い土曜日と日曜日に、獅子舞が奉納される。土曜日は揃い(予行演習)で、日曜日が本番である。

これらの三つの獅子舞は、最初青木神社で行われていたものが、常福院に伝わり、そこからさらに、下名栗に伝承されたとされている。言わば兄弟のような関係であり、お互いに共通点が多く見られるが、その中に、それぞれの個性もあり、この三つの獅子舞を見比べるのは、かなり面白いのではないか。

昨年は、その長兄たる大丹波青木神社獅子舞奉納の際に、高水山常福院の獅子舞、下名栗諏訪神社の獅子舞も披露された。このときは、三つの獅子舞が、同じ「三拍子」という演目を舞ったということだ。私も、この日は青木神社に見に行ったのだが、残念ながら、現地に着いたのが午後であり、高水山や、下名栗の獅子舞を見ることは出来なかった。

それでも、私は上記三つの獅子舞を、個別に見に行っていて、その際に動画を撮影させていただいた。それで、その動画から、これらの獅子舞を見比べることができる。

私が、個人的に好きな獅子舞の演目は、女獅子隠しである。これは、だいたい二時間くらいの長さの演目であり、三匹獅子舞としては、もっとも長い方の部類だと思う。二頭の雄獅子が、一頭の女獅子を奪い合うというストーリである。最初、小太夫(または中太夫)という雄獅子が、自分の隠れ家に女獅子を連れて行き独占してしまう。これに気づいたもう一頭の大太夫という雄獅子が、女獅子を捜し当て、女獅子を誘惑して、今度は自分の隠れ家に連れて行き独占する。さらに、今度は、小太夫(または中太夫)が女獅子を捜し当てた後に、これを誘惑してというように、奪い合いをするのである。

特に、この女獅子を誘惑する場面というのが、私は大好きであり、女獅子隠しの重要な見所の一つだとも思っている。最初は嫌がる女獅子が、だんだんと口説かれていき、結局、新しい雄獅子について行ってしまう。この場面の女獅子における、揺れ動く女心の表現が一つの見せ場ではないか。

さぁ、それでは、大丹波、高水山、下名栗、それぞれの女獅子隠しをご覧あれ。



本日の酒
拳王(笹一酒造)
笹一の酒遊館で買ってきた、ワンカップ酒。この酒普通酒にも関わらず、840円だった。高い!
さて、お味の方はと言えば、辛口で美味い酒でしたよ。だけど、やっぱり高いよね。笹一は、原哲夫さんに、相当な額を支払っているののかな?


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2011年9月16日金曜日

ゲゲゲの眠り酒


つい先日、山梨に葡萄狩りに行ったとき、道すがら、大月市にある笹一酒造の酒遊館に立ち寄った。そこで買ってきたのが、このゲゲゲの眠り酒だ。この笹一酒造っていうとこは、拳王だの、バルタン星人だの、いろいろキャラクター物の酒が多いですな。いや、楽しいのでこれはこれでいいと思う。

さて、この眠り酒という名前からして、これを飲むと眠くなるのかな?それとも、眠っていた酒だから眠り酒か?何しろ葡萄酒樽に詰めて寝かせた純米吟醸ということだから。

ところで、私は、酒を飲むと眠くなる。女性と一緒に飲んでいても眠くなることがあるので困ったものだ。別にひどく酔ったということではなく、一時的に休憩しているだけなのだ。30分とか1時間とかうとうとした後は、また、普通に飲むことができるのだ。私の祖父も、大酒飲みだったのだが、やはり、途中で居眠りをし、しばらくした後に復活して飲んでいたというのを覚えている。となると、これは遺伝的な性質なのだろう。

そんな、途中で寝てしまう酒飲みの、ちょっと困った経験について書いてみよう。

まずは、とある居酒屋で、仲間と数人で飲んでいたとき、私は、例によって眠くなってきた。そこで、居酒屋のテーブルで寝こけていた。他の仲間は、普通に飲んでいたはずである。

私が寝ていると、居酒屋の女将さんがやって来て、
「ああ、この人寝てますね~。」
私の連れの一人が答える。
「この人は、別に放って大丈夫です。私たち、まだいろいろ注文しますので」
すると、女将さんは、
「いや、途中で寝てしまう人は、気分が悪くなってしまうので、もう、帰った方がいいです。」

というようなわけで、まだ飲み足りない私たちは、その店から追い出されてしまったのでした。ご一緒した方に申し訳ありません。というか、ちょっと寝るくらいいいじゃないか?

また、別の経験。あるとき、女の人と酒を飲みに行き、二人でカウンターに座って飲んでいたとき、私は、例によって眠くなってきた。そこで一緒に行った女性にはすまないが、ちょっとの間、居眠りをした。

その女性は、話し相手もいなくて、つまらなかったのだろう。一人でいろいろ注文し、飲んだり食べたり、飲んだり、飲んだりしていたらしい。

それで、ふと、私が目を覚ますと、その女性は、すでに完璧に出来上がっており、グデングデンで歩けない泥酔状態になっていた。普通なら歩いて1分の駅だが、そこまで引きずって行くのに、20分くらいはかかった。この時は、たいへんだったな。女性を一人で飲ませちゃいけない。いろいろな意味でね。

さて、それで、このゲゲゲの眠り酒。あくまで個人的な感想であるが、私には、ちょっとくどい感じであまり飲みやすい感じではなかった。この酒に合う料理や飲み方がもしかするとあるのかも知れない。



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2011年9月10日土曜日

け、拳王様!



こ、これは、あの世紀末覇者、拳王様ではございませぬか?!

え~、ということで、山梨県大月市の笹一酒造に来ちゃいました。

拳王って、カッコいいね。




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2011年9月8日木曜日

三匹獅子舞

三匹獅子舞というは、郷土芸能の一種で、五穀豊穣とか、国家安寧とか、疫病よけとか、そんな祈りの意味がある。たいていは、お寺とか神社の境内にて奉納されるのだ。

とりわけ関東地方に、この獅子舞が多いようで、東京にも、特に西部の奥多摩、青梅、あきる野、桧原あたりでは、よく行われている。

この獅子舞の典型的な構成は、三人が獅子頭を被って三頭の獅子になり、これにささら擦り(花笠)が四人、笛が数人から十数人、道化役、囃し方、唄方、その他で構成される。あくまでも典型的な例なので、いろいろバリエーションがあって、たとえばささら擦りは六人の場合とかもある。

それで、獅子舞は、だいたいこんな感じ。



地域によって、いろいろな衣装、いろいろな旋律、いろいろな動きがあって面白いですね。

東京では、たぶん八月が、この獅子舞の最盛期で、私も、先月(八月)は、三箇所へ獅子舞見物に行って来たのだ。そして、八月は、一年で一番暑いときであるし、獅子舞の舞い手はあの重たい獅子頭をつけて踊るのだから、とてもたいへんだろうなと思うのである。まぁ、それはともかく、八月は終わったし、夏の暑さはすでに和らいだ。そして、新酒の季節はもうすぐやってくる。涼しくなればなるほど、酒がうまくなるね。そんなとき、私は、突如として燗酒が飲みたくなるのであった。





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2011年8月24日水曜日

東京の酒四種の飲み比べ

地元に近い、青梅市、福生市、あきる野市の酒を4種、飲み比べてみた。飲んだのは、多満自慢、嘉泉、喜正、澤乃井である。どれも生酒で本醸造か特別本醸造。



これらの酒は、普段、何気なく飲んでいる酒ばかりだが、こうして、並べて飲んでみると、違いがよくわかって面白いもんだ。

石川酒造 多満自慢 生太郎 本醸造 生酒
生酒の風味が豊かで、やや甘みがあって、こくのある旨酒。

田村酒造場 嘉泉 特別本醸造 生
さっぱりしたキレのある辛口だが、麹の風味が感じられ、力強い感じがする。

野崎酒造 喜正 本醸造 生
生酒らしい風味があり、こくもある。感銘を受ける旨み(なんだろう、「感銘を受ける」って???)。

小澤酒造 澤乃井 本醸 生
すっきりした飲み口で、やや酸味が強い。

どれが美味しくて、どれが美味しくないなんてことは言えませんが、好みを言わしてもらうと、喜正の生かな。自分は、あまり料理との相性など考えないで、酒だけで飲んでいる方なのだが、そうなると、澤乃井の本醸生のように、すっきりして酸味が強めというのは、単品で飲む酒じゃないような気がする。いろんな料理をむしゃむしゃ食いながらだと、ぐびぐびいけちゃう酒なんじゃないかなと思ったりしたわけだ。




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2011年8月4日木曜日

大和川酒造と焼き馬刺し

最近、着物部の仲間と喜多方の方に旅行した。宿は、喜多方の市内から車で10分程度北に走った熱塩温泉のホテルふじや。ホテルと言うよりもむしろ旅館と言った風情の温泉宿なのだ。

午前中11時頃には宿に着く。なぜ、こんなに早く宿に着くかといえば、喜多方市内の大和川酒造を見学する予定なのだ。

ホテルに車を預けた後で、フロント係の高橋さんに車で送ってもらい、大和川北方風土館に向かうが、その途中で、軽く昼食をとる。喜多方と言えば、とうぜん喜多方ラーメンだ。というか、それ以外に特に食べるべき物はなさそうだ。

それで、我ら一行は、迷うことなく高橋さんお勧めのラーメン屋「喜一」に向かう。喜多方と言えば醤油ラーメンが一般的だが、ここでは、熱塩温泉の山を越えたところで取れる温泉の塩を使ったSioラーメンが一押しらしい。

そこで、Sioラーメンを注文すると、おおっ!チャーシュー麺ではないのに、チャーシューが5切れも入っている。とすると、Sioチャーシュー麺だったら、チャーシューは15枚くらい入ってくるのだろうか?いや、そんなにチャーシューばかり食えるものでもないよ、高級なチャーシューが入っているのかも知れない、などとわれわれの間には勝手な憶測が飛び交う。それはともかく、このSioラーメンは美味しい。豚の出汁の塩味のスープが太めの縮れ麺によくからみ食べやすいのだ。



食事の後は、大和川酒造を見学する。大和川酒造というのは、弥右衛門というブランドで酒を造っていて、以前にも飲んだことがあるが、特に弥右衛門は、麹の風味が濃い酒だ。

われわれが訪れたのは、正確には大和川北方風土館という施設である。この施設は、かつて大和川酒造の蔵として清酒を生産していた場所だが、現在は、見学施設、コンサートホール、唎き酒処、お土産販売所といった位置づけのようだ。酒の生産は、現在は飯豊蔵という別の工場で行われているらしい。



一通り案内係りのおねぇさんの説明を受けながら、建物の中身を見せてもらう。内部は、江戸蔵、大正蔵、昭和蔵などに分かれている。江戸蔵の屋根の巨大な松材の梁などは見ものだ。とは言え、観光コース的な蔵見学での、係員の説明はやや退屈だ。しかし、ただで酒を試飲させてもらうための義務みたいなものと思って我慢するのだ。ということで、やっと待ちに待った試飲タイムがやってくる。



この蔵の、カスモチ原酒弥右衛門酒は、麹米を通常の倍程度使っており、麹由来の上品で豊かな甘みは、たいへん好もしい印象である。しかし、こんなに甘い酒はほどほどにしたい。むしろ、純米辛口やら、本醸造超辛口生なんていうのが、いちべーの好みだ。 そして、土産には「無濾過 純米吟醸生 雄町」を買う。

ちなみに、ホテルふじやさんのブログには、そのときの様子が掲載されている。

ホテルでの食事は、別室に設けられた宴席で行われた、ホテル側のご好意で、この日に買ってきた酒を食事と一緒に楽しむことができた。会津では馬刺しが美味しいらしい。ホテルでは、われわれ酒飲みのために、馬刺しを出してくれた。さらに、このホテルのサービスの素晴らしいところは、生肉が苦手ないちべーのために、この馬刺しも炙ってくれたというところだ。



なお、大和川で買った土産の「無濾過 純米吟醸生 雄町」が、その日の内に宿で空になってしまったことは言うまでもない。



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2011年7月29日金曜日

居酒屋レポート--吉祥寺「こうた」

飲み仲間と、吉祥寺の住宅街にある小さな居酒屋「こうた」に行って来た。

こうたは、サンロードを抜けて、五日市街道を渡り、さらに北に住宅街の道を進んだところの通り沿いにある。吉祥寺に住んでいる人が、その日のメンバーに一人いて、その人が行こうと言い出した店だが、なるほどこういう店は、地元に住んでいなければ、なかなか発見できないだろう。

しかし、ここは、なかなかマニアックな酒があってよろしい。能登の「谷泉」、大分は杵築の「ちえびじん」がおいてあったのが、特にうれしい。





ちなみに、この店では、鶏、豚、牛、馬などのレバ刺が食べられる。皆さんは、日本酒を飲みながらレバ刺が食える店は珍しくてうれしいなどと言っていたが、いちべーは、生肉は食べない主義なので、代わりにスモークレバーを食ったのであった。





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