2011年6月29日水曜日

ノイ・フランク

暑い日が続くと、日本酒党といえども、たまにはビールを飲みたい。

そこで、国立にある、ビアレストラン「ノイ・フランク」へ行ってみた。



テーブル席が20席程度という、小さめのレストランで、ビールはドイツやベルギーのものが、いろいろあるが、暑いときはどちらかというと、ドイツのビールがいいかな?

ソーセージ、ザワークラウト、パテセット、サラダなどを注文し、種類ごとに異なる個性的な形状、デザインのグラスやマグで、ドイツビール、ベルギービールを楽しむ。



カウンター席もあり、パテセットなどを、ちびちび食べながら一人飲みするのにも適しているのではないか?女性客の比率が高く、女の方が一人で飲みに来て入りやすそう。

私は、パテセットを食べながらビールを飲むのが好きかな。


本日の酒
嘉美心 特別純米 桃花源(嘉美心酒造)
旨口の酒で、麹の風味を感じます。冷でも、燗でも、少し冷めてきた燗でもいいです。






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2011年6月27日月曜日

谷泉の会

先週土曜日、四ツ谷の方舟という居酒屋で、谷泉醸造元 鶴野酒造店を囲む会があった。



鶴野酒造店は、能登の蔵元で、袋搾りか木の槽による槽搾りにて上槽を行うとのこと。蔵元の鶴野任一さんのお話によれば、薮田式圧搾機を使うとこういう丸みのある甘みは出せないと言うことであった。

なるほど、口に含めば、やさしくほのかな甘みが、押し寄せるような味わいだ。特に普通酒のまろやかな味わいは、そんじょそこらの普通酒じゃないと思った。(帰り際に、蔵元さんから谷泉の普通酒のワンカップをいただいた。あとで、味わっていただくことにしよう。)



生原酒などは、当然あの原酒特有の蝋のような舌触りがあり、生酒好きな人には、国産和牛の囲炉裏焼きを食べながら飲んだが、ちょっと止められない感じだ。

にごり酒もさらっと甘い。

今回は、谷泉は、普通酒、本醸造、原酒、大吟醸などなど、ふんだんに用意されており、ほぼ飲み放題に近い状態であり、その上、料理がなかなか豪華であった。大満足。




【料理の内容】
先付け
能登天然岩牡蠣
前菜
 能登もずく酢
 能登鶏と加賀太胡瓜の文化和え
 金時草のお浸し ゼリー掛け
 越前トマトの塩麹漬け
 甘栗南瓜利休餡掛け
 穴子八幡巻きのチーズ焼き
お造り
 新鮮とれたて鮮魚二種(マグロ、フエフキダイ)
焼物
 国産和牛の囲炉裏焼き
煮物
 石川県産鹿肉の治部煮
食事
 棚田米
 能登しらすとカリカリ梅
 くじら汁
 自家製漬物
甘味
 奥能登 豆乳ジェラート 


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2011年6月23日木曜日

旧白洲邸「武相荘」

6月のある週末、白洲次郎・正子夫妻のかつての住まい、「武相荘」を訪れた。小田急線の鶴川駅から徒歩10分程度。

入場券を買って敷地内に入る。厩のようなガレージのような建物があり、そこには黒いボディーのクラシックカーが置かれていた。この車はPaige Fleetwood Six-38、加須市にあるワク井ミュージアムという車の博物館の収蔵品で、これを借り出して展示しているようだ。

この車と同型の車を、白洲次郎は中学時代の頃、父親に買い与えられ、乗り回していたとのことだ。ガキのくせに、こんな車を乗り回すとは、巨人の星に出てくる花形満みたいだ!しかし、この木製のハンドル、ゆったり脚を伸ばせそうな後部座席、黒い革張りの内装、車両全体が醸し出す重厚感。ああ、いい雰囲気だ。一度、乗せてくれないかな~。



車を眺めてから、パンフレットには長屋門と書かれている、その先の門をくぐる。長屋門とは、門の両側に門番や使用人などのための居住空間を備えたもののはずだ。しかし、こちらの門には、そのようなものはなく、左右は単なる壁である。ともあれパンフレットには長屋門と書かれているので長屋門と呼ぼう。

その長屋門をくぐると、樹齢200年とも言われる柿の木の向こうに母屋がある。寄棟造りの萱葺きで、往時には一般的な構造の百姓家だったようだ。屋根は萱を葺き替えたばかりのようで、軒先などは、まだ刈り込み鋏の切り口が判るほど鋭角にとんがっている。

萱葺きの棟の東端には、萱を切りそろえた面にお目出度い文字「寿」が彫られている。ちなみに、棟の西端は見忘れたが、そちら側には「水」とあるようだ。防火のお呪いであろう。

 


母屋の中を見学できるのだが、残念ながら撮影は禁止されている。建物は、南側の右側が入り口、入り口を入ると土間、土間から西側を向けば、左側に囲炉裏のある座敷、右にも部屋。そして、そのそれぞれの奥にも座敷がある。これは、民家としては一般的な間取りだ。ただし、土間には床板が張られ、洋風な客室に改装されている。

部屋同士が廊下ではなく襖によって区切られるのが、日本の家屋の基本的特徴。しかし、中を見せていただくと、白洲夫妻がこの家にいろいろと手を加えて、自分たちの住みやすいように変えていった様子が窺われる。始めから、家の間取りや各部屋の用途をきっちり決めずに、住みながら、自分の都合に合わせて家に手を入れていく。そういう住み方は楽しいだろうし、住む家にも愛着が湧くのではないかと思う。

庭には、どくだみ、蛍袋、撫子などが咲いている。梅雨の曇り空は、ついに雨を降らし始めた。何時までも止みそうにない雨が草花を濡らし、しっとりとしたその空間が背後の竹林につながって行く。柿の木に雨宿りして見上げる柿の葉や未熟な実が、みずみずしく輝いて見える。武相荘は、じめじめしがちなこの時季であっても愉しき場所であった。




本日の酒
山廃仕込純米酒 片野桜 無濾過生原酒 (山野酒造)
よく飲みに行く立川の居酒屋で、最近出会った酒。深みのある味わい、適度な酸味、私好みである。





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2011年6月13日月曜日

澤乃井、新政、天領--最近飲んだお酒のビデオレポート

澤乃井純米吟醸 生酒 にごり酒
にごりは甘いような気がして苦手なのだが、これは飲みやすい。微発泡でほんの少し舌にピリッとくる。




特別純米 新政六號 生酒
旨酒である。クリーンな香り、淡麗なのに味に幅がある。甘さ、ほろ苦さ、適度な酸味など、メリハリがあってよい。ゴクゴクと喉を鳴らしながら飲むのだ。




大吟醸 天領古酒
四号瓶で、1575円だが、この値段にしては、満足度が高い大吟醸。古酒というと、山吹色から褐色に着色した、ちょっと紹興酒に似た香りの酒を想像するが、こちらは低温で3年熟成しているためか、熟成香はほとんど感じずに、マイルドな口当たり、抑制の効いた味わいを楽しめる。このお酒、ちょっと、気に入っちゃいました。





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