2011年8月24日水曜日

東京の酒四種の飲み比べ

地元に近い、青梅市、福生市、あきる野市の酒を4種、飲み比べてみた。飲んだのは、多満自慢、嘉泉、喜正、澤乃井である。どれも生酒で本醸造か特別本醸造。



これらの酒は、普段、何気なく飲んでいる酒ばかりだが、こうして、並べて飲んでみると、違いがよくわかって面白いもんだ。

石川酒造 多満自慢 生太郎 本醸造 生酒
生酒の風味が豊かで、やや甘みがあって、こくのある旨酒。

田村酒造場 嘉泉 特別本醸造 生
さっぱりしたキレのある辛口だが、麹の風味が感じられ、力強い感じがする。

野崎酒造 喜正 本醸造 生
生酒らしい風味があり、こくもある。感銘を受ける旨み(なんだろう、「感銘を受ける」って???)。

小澤酒造 澤乃井 本醸 生
すっきりした飲み口で、やや酸味が強い。

どれが美味しくて、どれが美味しくないなんてことは言えませんが、好みを言わしてもらうと、喜正の生かな。自分は、あまり料理との相性など考えないで、酒だけで飲んでいる方なのだが、そうなると、澤乃井の本醸生のように、すっきりして酸味が強めというのは、単品で飲む酒じゃないような気がする。いろんな料理をむしゃむしゃ食いながらだと、ぐびぐびいけちゃう酒なんじゃないかなと思ったりしたわけだ。




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2011年8月4日木曜日

大和川酒造と焼き馬刺し

最近、着物部の仲間と喜多方の方に旅行した。宿は、喜多方の市内から車で10分程度北に走った熱塩温泉のホテルふじや。ホテルと言うよりもむしろ旅館と言った風情の温泉宿なのだ。

午前中11時頃には宿に着く。なぜ、こんなに早く宿に着くかといえば、喜多方市内の大和川酒造を見学する予定なのだ。

ホテルに車を預けた後で、フロント係の高橋さんに車で送ってもらい、大和川北方風土館に向かうが、その途中で、軽く昼食をとる。喜多方と言えば、とうぜん喜多方ラーメンだ。というか、それ以外に特に食べるべき物はなさそうだ。

それで、我ら一行は、迷うことなく高橋さんお勧めのラーメン屋「喜一」に向かう。喜多方と言えば醤油ラーメンが一般的だが、ここでは、熱塩温泉の山を越えたところで取れる温泉の塩を使ったSioラーメンが一押しらしい。

そこで、Sioラーメンを注文すると、おおっ!チャーシュー麺ではないのに、チャーシューが5切れも入っている。とすると、Sioチャーシュー麺だったら、チャーシューは15枚くらい入ってくるのだろうか?いや、そんなにチャーシューばかり食えるものでもないよ、高級なチャーシューが入っているのかも知れない、などとわれわれの間には勝手な憶測が飛び交う。それはともかく、このSioラーメンは美味しい。豚の出汁の塩味のスープが太めの縮れ麺によくからみ食べやすいのだ。



食事の後は、大和川酒造を見学する。大和川酒造というのは、弥右衛門というブランドで酒を造っていて、以前にも飲んだことがあるが、特に弥右衛門は、麹の風味が濃い酒だ。

われわれが訪れたのは、正確には大和川北方風土館という施設である。この施設は、かつて大和川酒造の蔵として清酒を生産していた場所だが、現在は、見学施設、コンサートホール、唎き酒処、お土産販売所といった位置づけのようだ。酒の生産は、現在は飯豊蔵という別の工場で行われているらしい。



一通り案内係りのおねぇさんの説明を受けながら、建物の中身を見せてもらう。内部は、江戸蔵、大正蔵、昭和蔵などに分かれている。江戸蔵の屋根の巨大な松材の梁などは見ものだ。とは言え、観光コース的な蔵見学での、係員の説明はやや退屈だ。しかし、ただで酒を試飲させてもらうための義務みたいなものと思って我慢するのだ。ということで、やっと待ちに待った試飲タイムがやってくる。



この蔵の、カスモチ原酒弥右衛門酒は、麹米を通常の倍程度使っており、麹由来の上品で豊かな甘みは、たいへん好もしい印象である。しかし、こんなに甘い酒はほどほどにしたい。むしろ、純米辛口やら、本醸造超辛口生なんていうのが、いちべーの好みだ。 そして、土産には「無濾過 純米吟醸生 雄町」を買う。

ちなみに、ホテルふじやさんのブログには、そのときの様子が掲載されている。

ホテルでの食事は、別室に設けられた宴席で行われた、ホテル側のご好意で、この日に買ってきた酒を食事と一緒に楽しむことができた。会津では馬刺しが美味しいらしい。ホテルでは、われわれ酒飲みのために、馬刺しを出してくれた。さらに、このホテルのサービスの素晴らしいところは、生肉が苦手ないちべーのために、この馬刺しも炙ってくれたというところだ。



なお、大和川で買った土産の「無濾過 純米吟醸生 雄町」が、その日の内に宿で空になってしまったことは言うまでもない。



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