2008年5月28日水曜日

川越にて

5月27日、川越に行きました。

4月に、呉服の笠間さんに、誂えを注文しておきました。川越唐桟という生地の着物で、本日は出来上がった着物を取りに行きました。この生地は木綿ですが、細い糸で織っており、生地自体に美しい光沢があります。普段から着物を着るなら、木綿着物がいいと思います。家で洗濯が出来ますからね。


(呉服笠間の店内の様子)

特に、川越唐桟は、肌触りがよくて身体によくなじんで着易いです。そんなわけで、昨年の秋に一着仕立てたのに続き、二着目を仕立てたのです。

生地代と仕立賃合わせて、28,200円でした。私は身長が188cmあるので、生地が一反では足りず、不足分の生地を追加する必要があります。一反だけで間に合う人なら、もう少し安くなるはずです。高い正絹の着物を誂えるのもいいですが、普段から着物に親しんだ生活を送りたいなら、値段が手頃で、着易い川越唐桟はお奨めですよ。

出来上がった着物は、こんな感じです。まだ、着てはいないけど、今から着るのが楽しみです。



本日の酒
大七純米生酛(大七酒造株式会社)
このお酒は、前回(4月29日)川越に行って、着物を注文した帰りに寄った居酒屋で飲みました。こういう酒を生酛らしい生酛と呼ぶべきか?大変剛直な印象を受けます。口に合わない人もいるかも知れませんが、私はこういう酒質が大好きです。

2008年5月11日日曜日

越淡麗のお酒


昨日は、越淡麗の酒を呑む会というのを仲間うちで開いた。越淡麗は、新潟県酒造組合、新潟県醸造試験場、新潟県農業総合研究所作物研究センターが協力して15年の歳月をかけて2004年に完成した酒造好適米である。母は山田錦、父は五百万石という血筋。

越淡麗の母である山田錦は、酒造好適米としてはあまりにも有名な高級な酒米。清酒鑑評会に出品するような大吟醸を作る場合では山田錦が使われることが多い。大正から昭和にかけて、母を山田穂、父を短稈渡船として交配が行われ、その後優良株の選抜、試験栽培を経て、昭和11年(1936年)、山田錦としてに世に出た。

一方、五百万石は、新潟県農業試験場で、菊水を母、新200号を父に交配が行われ1957年に開発された酒米である。新潟の軟水との相性がよく、マイルド、淡麗、すっきりというような言葉で形容される新潟の酒を造るのに適している。新潟県内の酒造好適米の作付けは、9割以上がこの五百万石である。ただ、精米歩合を50%、40%とさげていくと、米が割れやすく、なかなか大吟醸を作れるレベルの精米が難しいという欠点がある。

越淡麗で酒を造ると、五百万石のスッキリした酒質と山田錦のふくらみのある味わいの酒が出来ると言われている。我々呑む方としても、期待は自ずと高まってくる。2004年に完成したと書いたが、本格的に栽培が始まったのは2006年のことなので、酒として一般消費者向けに販売が始まったのは昨年からであろう。酒蔵としては、今年の越淡麗の酒は、醸造年度としては、初めてか、高々2年目の仕込みであるわけだ。

今回飲んだのは、朝日酒造(久保田で有名)の、「選抜朝日山 大吟醸」である。この酒も、朝日酒造が初めて越淡麗を使って醸造した酒である。

味の評価であるが、美味くて美味くていくらでも呑めるという感じだ。スッキリしていて、それでもコクがあり、後味も素晴らしい。

なお、昨日は仲間の各自がこだわりの一本を持ち寄り飲み比べたが、どれも素晴らしい酒で楽しい呑み会となった。酒を持ち寄ってくれた皆さんありがとう。それから、この呑み会は、立川にある「自然酒房なのか」という居酒屋で開いたのだが、店長にわがままを言って酒の持ち込みをさせていただいたのである。「なのか」さんの協力にも感謝。

本日の酒
選抜 朝日山(朝日酒造)
朝日酒造での越淡麗で仕込んだ第一号商品。3月に新潟旅行に行ったときに買ってきました。
原料米:越淡麗
精米歩合:40%
アルコール度:17.5%
日本酒度:(+)2.0
酸度:1.0
アミノ酸度:0.9

2008年5月7日水曜日

十日町きものまつり

成人式会場の看板の前に立つ、かなり以前に成人式を向かえた方々


このうちの二人は列記とした新成人です


鯉のぼりがあがっている歩行者天国を歩く


松の井と天神囃子は、ここ十日町の地酒


5月2、3、4日と、仲間と十日町に行ってきました。十日町は着物の町として有名ですが、5月3日には十日町きものまつりが開催されます。同時に成人式も行われるので、町中、振袖を着た娘さんで一杯になります。また、着物を着ている人に特典があるイベントなども開催されていました。

3日は、市のメインストリートが歩行者天国になり、そこで、鯉のぼりがあがったり、着物の無料撮影があったりします。また、十日町の酒として、松の井と天神囃子が振舞われていましたので、私はこちらをたくさん頂いてきました。

着物友達のkisaさんは、ペパーミントグリーンのヅラで歩いていたので、十日町の皆さんや、観光客から注目の的です。いろんな人達に、たくさん写真をとられてました。

この日、十日町はとても暑くて、すこし歩いただけで涼しいところに避難したくなります。こういうときは、ビールがおいしいですね。越後妻有交流館キナーレ内で、ビールを買って飲みましたが、ここのビールは旨かったですよ。





本日の酒
佐渡の鬼ころし(北雪酒造)
宿の近くの居酒屋さんで頂きました。超辛口でスッキリ感があるにも関わらず、しっかりした麹の味を感じられます。
原料米:五百万石
精米歩合:70%
アルコール度:15.6%
日本酒度:(+)16.5
酸度:0.7
アミノ酸度:0.5

鶴齢特別純米無濾過生原酒越淡麗(青木酒造株式会社)
やわらかい甘みのある酒質。
原料米:越淡麗
精米歩合:55%
アルコール度:17 - 18%
日本酒度:-1.5
酸度:1.7
アミノ酸度:1.1

2008年5月1日木曜日

亀戸天神の藤まつり

4月26日、いちべー、着物レディーたちのお供で、亀戸天神の藤まつりに行ってまいりました。


今回のドレスコードは、紫の藤の花に合わせて、紫の入った着物。俺は、紫の入った着物なんて持っていな~い!そうだ、紫の足袋を履いていくことで勘弁してもらおう!

ほら、こんなに艶やかに着飾った着物レディーをご覧ください。


え、写ってない?なるほど~、藤色の着物を着て藤の前に立つと保護色効果で見えなくなるのですね。んんん???

それにしても写ってなさ過ぎ。あっ、写真を間違えちゃった。こっちが写ってる方です。


みなさん、着物の柄、帯や、かんざしに藤の花をモチーフとしたものを着用しています。四季折々、その時々に応じたコーディネートを、いろいろ工夫するのは楽しいですね~。

いちべーは、いつもながらの木綿着物で、さみしいですね~す。俺も、女の着物を着てみた~い!

さてさて、kisaさん、今日は何を着てきたの?


おお、紫地に桜ですね!頭には藤の花のつまみ簪ですね。お酒は何?あっ、今日は真澄ですか。

本日の酒
真澄 (宮坂醸造株式会社)
今回、詳細なデータは不明です。でも、真澄と言えば、昭和21年、この酒蔵のモロミから醸造協会酵母7号が発見され、全国の酒蔵で使用されるようになったことで有名。