2010年5月28日金曜日

西多摩地酒の会

5月22日、土曜日、あきる野市で蔵見学会に参加し、その後、「第11回 西多摩の地酒と酒器を楽しむ会」へ参加した。



蔵見学は、千代鶴の中村酒造である。ここの酒造場は、あまり中を見せていただく機会がなく、今回初めて見学会に参加させていただいた。

この酒蔵の酒は、都内ではあまり見かけることもなく、わりと地味に商売をしている印象がある。しかし、味わい深く、かつキレのある酒質は、自分の好みである。全国新酒鑑評会での金賞受賞回数も多く、平成21、22年も連続二年金賞受賞するなど、酒造技術も確かなもののようだ。

杜氏さんに釜場、仕込み蔵、貯蔵蔵あたりをざっと見せていただく。

釜場には、洗米機、浸漬タンク、横型連続蒸米機、甑釜(火入れ蛇管が入っている)など、よく見る設備が置かれている。

冷房の利いた仕込み蔵には、10000リットルのサーマルタンクが並ぶ。足場状の渡し板が、タンクの蓋の高さに架かっている。その上からタンクの上に乗り移り、櫂入れなどの作業をするそうだ。タンクの上に安全のための手すりが設置されている。天井が低いため、背の高い作業者は、腰を曲げて作業しなければならなそうだが、幸い杜氏さんも、もう一人いた蔵の人も、さほどの長身ではないので大丈夫そうだ。

貯蔵蔵は、要するに大きな冷蔵庫みたいなものであり、入り口もせまく、中を覗いても別段変った風ではないので、近くにいた蔵の人に、二つ、三つ質問していると、30分程度の蔵見学は終了となる。

今回、撮影は禁止されていたので、蔵の中の写真はない。蔵に併設されている酒造り資料館の方は、撮影は自由だ。



酒造り資料館では、試飲なども出来るが、今回、清酒は次に地酒の会が控えているので試飲せずに、柚子酒、梅酒などを味わってみた。とくに、ここの梅酒はあまり甘くなく、すっきりしていて、独特の柑橘系の香りがした。左党の人にも、これなら受けは良さそうだ。

さて、14時からは、あきる野ルピアにて「西多摩の地酒と酒器を楽しむ会」が開催。

西多摩名醸倶楽部の四蔵のブランドである、多満自慢、嘉泉、千代鶴、澤乃井の生酒、生貯蔵酒が出品された。

特に、今回は、千代鶴の酒をじっくりと味わってみた。ここの蔵の酒は、他の三蔵と比べると、味がよく乗っているように感じる。わりと好きな酒質である。辛口生貯蔵酒、純米生酒、純米吟醸生酒と飲んでみたが、特に辛口生貯蔵酒は、よく出来ていると思った。この辛口生貯蔵酒は、精米歩合も65%で精白度はさほどのことはないのだが、香りがいい。適度な生感があってなかなか良い味わいの酒であった。

また、嘉泉のふねしぼり無濾過原酒は、12月頃、予約購入して楽しんでいるが、今回、この時季に飲むと印象が違う。半年酒蔵で寝かせていたために旨味が乗って来たのかも知れない。4月と12月に予約販売するみたいなので、今度は4月にも買ってみようと思う。


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2010年5月17日月曜日

そろそろ谷中生姜なんてどう?

午後2時くらいまでに、本日の仕事が片付いたので、少し表を歩いてみた。

最近、農作業をしていた父が発見したのであるが、とあるところに生えている百日紅(さるすべり)の木には、いくつか洞があって、その一つにシジュウカラが営巣している。

それで、その様子を見に行った。ついでにハンディカムを持って行って撮影してきた。



それにしても、外は、もう、夏のような天気だ。



こんなに暑くなってくると、酒も涼しげなのを飲みたくなる。よくある夏限定生酒みたいなやつね。東京の地酒で言えば、「澤乃井さわ音」とか、「しろやま桜吟醸生酒」とかが飲みたいな。

キウリに味噌なんかつけて、ポリポリ音立てながら食べつつ、生酒飲むのがいい。そうだ、こういう暑いときは、キウリもいいけど谷中生姜なんかもいいね。谷中生姜、まだちょっと時季が早いかな?


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2010年5月14日金曜日

三人の酔っ払いの話

あるところに、一人の女の酒飲みと二人の男の酒飲みの、三人の楽しい酔っ払いがいた。

ある日、三人はとある居酒屋で飲むことになった。
最初に、月山、天明を飲み、そして、小左衛門、義侠、雪がすみの郷、翠喜、翠露と飲む。かの有名な十四代が彼らの所に運ばれるころには、すでに、ほとんどグデングデンの状態になっていたが、それでも、なおも酒が飲みたくて、三芳菊と養老原酒の純米を注文した。

この時点で、彼らは自分の飲んでいる酒が何なのか、ちゃんと分かってはいるのだが、後で、何を飲んだかは思い出せないのである。もっとも、彼らの考えでは、どんな名酒を飲んでいるかは、問題ではなく、いかに楽しく飲むかが問題なのであった。

ともかく、今回も、楽しい酒飲み会であった。彼らは、集まれば、必ず酒を飲むことになり、そしてしこたま酔っ払うのであった。




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2010年5月11日火曜日

早く飲まないと融けるぞ

飲み仲間が、塩とたばこの博物館というところで、「塩ぐいのみ」なるものを買って来たと言ってきた。それで、仲間で集まって、この塩ぐいのみで酒を飲んでみることになった。

昔、「巨人の星」で星一徹が、枡酒を飲むときに枡の縁に塩を置いて飲むというシーン(正確には飲もうとしたシーン)があった。

塩を、何もない時に酒肴代わりにするというのは、昔は、なんだか貧乏っぽいみじめな感じがしたかもしれないが、豊かな現代ではむしろ粋に感じる人もいるのかも知れない。

塩ぐいのみは、枡の縁に塩を置いて飲む飲み方をもとに発想して作られた製品だと言います。しょっぱいだけの酒でしたが、遊び感覚でこういうのも楽しいものです。




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2010年5月7日金曜日

夏場の酒はこれ!


5月5日、ゴールデンウィーク最後の日は、奥多摩方面へ出かけた。

途中、小澤酒造の澤乃井園にも寄ってみた。

夏限定の「さわ音」という低アルコール純米生酒を売店で買ってきて、休憩所で飲む。低アルコールの酒は、きびきびした感じで暑い季節にはうれしい。まだ温かい、樽汲み豆腐もコクがあっておいしい。生の地野菜にワサビ入りの麦味噌をつけてパリパリと食べたが、ダイコンの辛みがさわやかでいい。



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2010年5月6日木曜日

山里の祭りに酒は不可欠だ

日本では、祭りが行われるところには、必ず日本酒があると言っても過言ではないだろう。寺社の祭礼で奉納される供物やお神酒などには、普通は地元のお酒が使われることが多いようだ。昨日は、奥多摩の山里のある神社で奉納されたささら獅子舞を見てきた。ここでも、やはり酒が重要な「脇役」として存在していた。

その神社は、山の斜面にあり、神社の入り口へは、まず急な階段を上る。途中に鳥居があり、さらに階段を上ると楼門がある。階段はこの門をくぐりながら、さらに登り続け、その先の広場につながっている。広場は、すでに楼門の二階の高さで、広場から振り返ると、その楼門の二階には舞台が設けられている。珍しい構造の門である。


広場を越えてさらに上に続いている山の斜面上に、石段がさらに続く。この石段を登りきったところに社殿がある。


社殿前の石段の左右は段々になっていて、舞台を見下ろす観客席でもある。一般の見物客は、こちらから奉納獅子舞を見物する。舞台では、祭りの関係者や来賓が集まって、酒を飲み、食事などしており、地元青梅の地酒「澤乃井」の一升瓶が3本ほど置いてあるのが見える。

「弓掛り」という獅子舞の演目では、「ひょっとこ」のような面を被った道化が、腰に、澤乃井の一升瓶を下げながら、踊りに参加していた。

しばらくして、気付けば道化は、もう踊りの輪にはいない。どこに行ったのかと思えば、見物人に、その腰にあった酒をふるまい始めていた。うれしいことに、私の方にもやって来た。酒を頂きながら、その道化役の方と交わす二言三言がうれしい。楽しい祭りであった。



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