2010年5月6日木曜日

山里の祭りに酒は不可欠だ

日本では、祭りが行われるところには、必ず日本酒があると言っても過言ではないだろう。寺社の祭礼で奉納される供物やお神酒などには、普通は地元のお酒が使われることが多いようだ。昨日は、奥多摩の山里のある神社で奉納されたささら獅子舞を見てきた。ここでも、やはり酒が重要な「脇役」として存在していた。

その神社は、山の斜面にあり、神社の入り口へは、まず急な階段を上る。途中に鳥居があり、さらに階段を上ると楼門がある。階段はこの門をくぐりながら、さらに登り続け、その先の広場につながっている。広場は、すでに楼門の二階の高さで、広場から振り返ると、その楼門の二階には舞台が設けられている。珍しい構造の門である。


広場を越えてさらに上に続いている山の斜面上に、石段がさらに続く。この石段を登りきったところに社殿がある。


社殿前の石段の左右は段々になっていて、舞台を見下ろす観客席でもある。一般の見物客は、こちらから奉納獅子舞を見物する。舞台では、祭りの関係者や来賓が集まって、酒を飲み、食事などしており、地元青梅の地酒「澤乃井」の一升瓶が3本ほど置いてあるのが見える。

「弓掛り」という獅子舞の演目では、「ひょっとこ」のような面を被った道化が、腰に、澤乃井の一升瓶を下げながら、踊りに参加していた。

しばらくして、気付けば道化は、もう踊りの輪にはいない。どこに行ったのかと思えば、見物人に、その腰にあった酒をふるまい始めていた。うれしいことに、私の方にもやって来た。酒を頂きながら、その道化役の方と交わす二言三言がうれしい。楽しい祭りであった。



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