2012年7月18日水曜日

白丸ダム魚道

魚道というのは、川のダムや堰があるところで、魚類の遡上を可能とするために設けられた、魚類の通り道のことである。


先週の土曜日のこと、白丸ダム魚道を見学してきた。この白丸ダム魚道は、高低差が27m、全長330mある、日本最大級の魚道である。魚道の下流側からの前半部分は、地表に設けられた流れであるが、後半は地中を通っている。

この魚道を下流側から見ると、魚道の方式的には、前半がアイスハーバー式であり、後半が潜孔式である。アイスハーバー式部分と、潜孔式部分は、プールで接続されている。このプールは人工の淵のようなもので、今回は見られなかったが、ここでマスなどの魚が休息していることがある。

(アイスハーバー式の部分)

(潜孔式の部分)

さて、この魚道であるが、中間部にある上記のプールの付近へ、巨大な縦穴を螺旋階段で下りていくことで到達することができる。

魚道の駐車場に車を停めて、その近くの建屋に入って行くと、受付用のブースがあり、そこに管理人がいることもあれば、無人の場合もある。いずれにしろ、入場は無料である。建物の中では、いきなり巨大な縦穴がぽっかりと口を開けて来場者を待っている


見学者は、この縦穴の内側に設けられた螺旋階段をグルグルと下って行くのだ。この縦穴の深さは何メートルくらいだろうか?魚道自体の高低差は27mであるが、これは、下流側の魚道入り口の多摩川水面と、出口の白丸ダムの水面の差であろう。魚道の建物が、白丸ダムの水面よりも、高い位置にあるので、30m以上の深さに感じたが、実際そのくらいはありそうだ。地中にそうとう深く潜っていく感じは、ちょっとしたスリルである。


それほど深い縦穴であるから、中は夏でもとても涼しいのだ。夏の白丸ダム魚道見学は、暑い日にはなかなか乙なものである。




本日の酒
しろやま桜とさわ音
昨日、近くの酒屋で喜正の「純米吟醸生酒しろやま桜」と澤乃井の「純米生酒さわ音」を買って来た。下の写真は、実はずっと以前に撮ったものだが、このときも、しろやま桜とさわ音を同時に購入していたようだ。しろやま桜のしっかりした味わいが好きな反面、夏場はさわ音のような軽快な酒も欲しているということであろうか。



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