2012年4月19日木曜日

奈良井宿の酒「杉の森」


長野県塩尻市、木曽路の奈良井の宿に、杉の森酒造という蔵元さんがある。インターネットを調べても、同社のサイトらしいものは見つからない。特に宣伝などせず口コミで人気を広げてきた蔵元さんのようだ。

先日、奈良井、光前寺、高遠城址公園を巡る、バスツアー会社主催の、日帰り旅行に参加した。この時に、奈良井に50分程度滞在したので、この蔵元さんの店舗にも立ち寄った。

軒先に、注連縄の巻いてある大きな酒林が珍しい。

ここで、杉の森の純米吟醸を購入し、お店で、プラスチック製のお猪口を貰った。帰りのバスの中で、同行した酒飲み仲間と飲もうというわけだ。

帰り道は、このツアーの最後の目的地である高遠城址公園に寄った関係上からか、バスは杖突街道を北上して伊那から茅野方面に抜けるルートを取った。

杖突峠に向かうバスの中で、純米吟醸「杉の森」を開ける。ときどきカーブを曲がるとき、目の前の座席の背面についている小さなテーブル上を、酒の入ったお猪口がスライドする。気をつけないとテーブルから落ちてしまう。カーブが多い中、酒を飲んでいると、頭がくらくらして、心なしか頭痛がしてきた。さらに、杖突峠を越えると、道はヘアピンカーブの多い急な下り坂となり、酒を飲んでいるどころではない。

したがって、下の動画は、諏訪インターチェンジに入る直前、釜飯のオギノヤのドライブインで、バスが停車中に撮影したもの(揺れる車内で、お猪口を持ち、酒の瓶を倒れないように支えながら、撮影するには腕が三本必要なので無理なのだ)。携帯電話で撮影したもので、画質・音質とも良くはないが・・・。
純米吟醸酒ではあるが、香りは抑制されて、風味に外連味がなく、旨味や酸味をじっくり味わいたい方にお勧め。このような酒の味は、「さっぱりした辛口」と形容される場合が多いように感じるが、麹由来の力強い旨みが感じられ、私としては「さっぱり」という形容は、どうも似つかわしくないように思うのだ。

さて、諏訪インターで中央自動車道に乗れば、もうバスはそれほど大きく揺れることもなく、気持ちよく酒が飲めるのであった。ああ、バス旅行は、車でのドライブ旅行と違って酒がゆっくり飲めるからいいな~。

今回の旅行でのその他の映像
  談合坂名物、田舎の豚まん

  恋人の聖地「諏訪湖SA」

  伊那ローメン

他にも、いろいろあります  いちべー動画チャネル



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