2010年3月26日金曜日

美味しい生酒の風味について

月曜日、立川でちょっとしたお酒の会があった。主催者が頑張ってくれて、ちょっと変わったお酒を飲ませてもらった。

出て来たお酒には、「御祖酒造 花さかゆうほ」とか「小江戸鏡山酒造 鏡山純米原酒」とかがあった。「会津中将 純米大吟醸」というのもあったが、福島県の鑑評会で県知事賞(金賞の中で最も優れていると評価されたもの)を受賞したらしい。その中でも、「十五代九郎右衛門 特別純米無濾過生原酒」は、私が個人的に生酒の風味は斯くあるべしと思っている通りのお酒だったので、たいへんうれしかった。

個人的な意見ではあるが、生酒に一番大切なことは、甘口であろうと、辛口であろうと、まずは特有の「あの風味」があることだと思う。口に入れた瞬間に舌が勝手に反応して、ジワッと唾がでるような・・・。毎回、この風味を何と表現してよいのか悩む。生酒の持つ生感?そういう酒にときどき出会うけど、そういう時はいつも嬉しくてぞくぞくする。

そういう風味を持つ酒は、先に述べた「十五代九郎右衛門 特別純米無濾過生原酒」もそうだし、最近、気に入っている「純米無濾過淡麗大辛口 琵琶のささ浪」なんかもそうだ。この「琵琶のささ浪」は、最初生酒がいいと思って飲んでいた。ところが、最近火入れしたものが売られていて、それを買って来て飲んだら、これもまた素晴らしい。火入れしたのに、あの風味がちゃんと生き残っている。あの風味を、今まで生の風味だと思っていたが、生に特有ということでもなさそうだ。

琵琶のささ浪


「特別純米作田」なども、火入れに拘わらず、あの風味があるし、東京の地酒なら「喜正 本醸造 しぼりたて(生)」も、そういう風味がある。他にもいろいろとそういう風味を持つ酒に出会ったけど、あまり名前を憶えていない。

地酒の専門の居酒屋にいって、「ググッとくるやつ」とか説明するとそういう風味の酒が出てくる。ということは、一応、自分の意思は伝わっているようだ。しかし、果たしてあの味の正体はなんなのだろうか?

そして本日の酔っ払い
前回の投稿でアップした動画と同じ日に撮影したものです。さしずめ、前回の動画が「ビフォア」、そして今回の動画が「アフター」ということになります。


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