2010年3月18日木曜日

新潟旅行記その2--新潟清酒達人検定「金の達人」の試験



一昨年から開始された、新潟清酒達人検定は、新潟県のいわゆる「ご当地検定」の一つです。過去二年連続で受験し、初年に「銅の達人」、そして二年目に「銀の達人」を取得しました。そして、今年、3月14日は、「金の達人」の試験を受験のために、またまた朱鷺メッセの試験会場を訪れたのでした。

今回の金の達人の審査では、事前に提出しておいた小論文の内容と、14日に行われた実技試験の結果から合否が判定されます。この実技試験の方は、10種類の酒を使って唎き酒能力を審査します。

受験者は58名でした。ほとんどが男性で、女性は2名くらいいたでしょうか。20名ずつの3グループに分かれ、各グループは、順次、唎き酒の部屋に案内されて、そこで試験が行われました。

この唎き酒の手順を少し詳しく説明しておきましょう。

唎き酒の部屋の内部は二つに区画され、最初の区画には、二か所に会議テーブルを島状にくっつけて並べてあり、それぞれの島に二列ずつ、計4列に酒瓶が並べて置かれています。それぞれの列には10本の酒瓶があり、イ、ロ、ハ、・・・、ヌと書いたラベルが貼付されています。これらの酒はA群の酒とします。20人の被験者が、この部屋に通されると、それぞれに唎き酒用のグラスが手渡され、適当に5人ずつに分かれて、それぞれの列の前に並びます。

私の前には、「ト」と「チ」のラベルの瓶があります。「始め!」の合図で、それぞれに配られたグラスに、瓶から適量を注ぎ、酒を唎きます。「ト」と「チ」を唎いたら他の人がいないところの瓶も唎きます。こうして一通り10種類を唎きます。

10種類の酒を唎くときに、それぞれの酒について味や香りの特徴などをメモすることが出来ます。こういう作業を15分間行います。5分前と1分前に合図があり、時間が来ると「終了!」の合図で終了します。

次に、隣の区画に移動します。こちらにも、同様にテーブルが置かれ、その上に10本ずつ4列の酒瓶が並べられています。こちらの酒瓶には、1、2、3、・・・10の番号ラベルが貼られています。これらの酒はB群の酒です。

先ほどと同様に、10本の酒を唎き酒して、メモをとります。そして、回答用紙にA群の酒とB群の酒を1対1に対応させて記入します。すなわち、「イ」、「ロ」、「ハ」、・・・、「ヌ」と書かれたそれぞれの回答欄に、同じ酒だと思う酒の番号(「1」、「2」、「3」、・・・、「10」)を記入します。B群の唎き酒時間も15分ですが、これには回答用紙への記入時間も含まれますので、私は残り時間1分になった時点で記入をしました。

試験は以上のように進められましたが、たいへん難しかったです。どの酒も顕著な特徴がなかなか見つけられません。正直2種くらいしか当たっている自信がありません。30分の持ち時間は、長いようですが、あっと言う間に終わりました。

どういう基準で合否判定されるのか、よく判りませんが、ベストを尽くして受験したので、落ちたら落ちたで仕様がないですね。しかし、不合格であった場合は、次回は、唎き酒のテクニックを体系的訓練して望まないと、結局同じことになりそうです。


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