家を出るときには降っていなかったが、神社に着くころは、小雨が降り出した。小雨が降る境内には、自分以外誰もいない。静かではあるが、この神社はとてもいい雰囲気があり、ときどき訪れてみたい気がする。
神社の次に向かったのは、隣の御嶽駅近くにある、玉堂美術館である。
実は、知らなかったのだが、本日は、玉堂忌、つまり、川合玉堂の命日なのである。玉堂晩年の「夏川」という気になっていた作品も、本日観ることが出来た。また、今日は命日なので、記念の絵葉書も、美術館の受付でもらうことが出来た。
「夏川の絵葉書」
夏の河原で、これは、5人の釣り人が、思い思いのポイントで鮎でも釣っているのであろうか?
描かれているのは、夏の光でまばゆいばかりの河原、透明な水、そして釣り人。
子どものころに、川で泳いだり、魚釣りしたりした遠い昔を思い出す。私の家の近くは、まさにこういう川だったな。
川の流れをぼーっとしながら見ていると、流れているのが水なのか、自分が流されているのか、よく判らなくなっていたものだ。そういうくらくらするような記憶がよみがえった。
さて、玉堂の絵で目を十分楽しませたら、次は舌を楽しませよう。
玉堂美術館のとなりにある「いもうと屋」は、澤乃井の小澤酒造が関連する食事処だ。「さわ音」、「本醸造生」、「蒼天」、「大吟醸」のきき酒セット「起承転結」を注文し、食事は「おぼろ豆富膳」をいただく。
それにしても、この「さわ音」は、酸が効いていて、この時季に飲むと最高に美味い(というか、季節限定なのでこの時季しかないのだろうが)。
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