2010年6月21日月曜日

豊島屋酒造での呑み切り一般公開

少し前の話になるが、6月6日に、豊島屋酒造で呑み切りの一般公開があった。

入場料500円で、呑み切り酒3種と、同酒造の限定酒、鑑評会出品酒、市販酒を味わうことが出来る。

「呑み切り」とは、新酒が出来て、数ヶ月寝かしたあたりで、熟成具合などの酒質をチェックする、酒造工程の一環である。「呑み切り」という言葉も、熟成用のタンクに設けられた「呑み」と呼ばれる栓を開けるというような意味なのであろう。決して、酒をタンクが空になるまで、飲み切るという意味ではない。

しかし、この酒造の呑み切りでは、ややともすれと、この専門用語を、後者の意味に誤解しているのでは?と思うような輩がおる。食べ物とグランドシート持参で、来る連中のことである。呑み切りのことを、入場料500円払って、「酒呑み放題サービス!」のように思っているようだ。

もっとも、一般の消費者は「呑み切り」の意味なんて、あまり理解している人は少ないだろうから、酒造業界側もこういうイベントの趣旨が徹底されるように、努力を続けることも必要だろうと思う。実際、ここの酒蔵も、今年は貼り紙を貼ったり、誘導用の柵を設けたりしたため、状況は昨年よりもずいぶん改善されていたように思う。

さて、今年の呑み切り酒である。
1.純米吟醸原酒 八反錦
2.純米原酒 一般米
3.特選原酒 一般米

1番の純米吟醸原酒は、ちょっとそっけない印象。もう少し熟成させると良くなるのかな?
2番の純米原酒は米の甘み感がよく出ている感じ。
3番は一番コクがあるように感じた。それで、この3番の酒を購入してきた。


限定酒のコーナーでは、生酒や生詰め酒が試飲できた。特に、次の2品がいい。
4.純米吟醸無濾過生原酒
5.氷温3年純米吟醸無濾過生原酒
限定酒は当日、販売されていたが、本数が少なく、5番の四合瓶はすでに売り切れ、4番も見ている前で最後の四合瓶が売れて行った。
もっとも自分は、この時点ですでに、四合瓶2本を買ったので、一升瓶を買う気にはならない。

なにはともあれ、いろいろ楽しませていただいた。



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