2009年7月13日月曜日

飲む酒、唎く酒

吟醸酒や、純米吟醸酒などの高級な特定名称酒を「唎く酒」と呼ぶなら、比較的安価な本醸造や純米酒、普通酒などは「飲む酒」と呼ぶべきでしょうか?

日曜日、新潟県のさる造り酒屋、懇意にしていただいている杜氏さんと、蔵の中で酒箱を椅子がわりにして少しお酒をいただきました。


この杜氏さんの目指す酒は、「うまい棒」を食べながら飲むと美味しい酒だそうです(笑。それは、ともかく、この杜氏さんは、「難しいことを考えずに飲める、酒そのものを意識させずに飲める、気づけばいつの間にか目の前に空の酒瓶が転がっている」ような酒を目指しているといいます。

こういう酒は、どちらかと言えば「飲む酒」なのだろうと思います。

「唎く酒」と「飲む酒」、どちらがいい酒と言うつもりはないのですが、たくさん飲む人にはなんとなく、「飲む酒」が好きな人が多いような気がします。経済性を考えれば、量を飲む人にとって安い酒がいいのは言うまでもありませんが、同時にこの手の酒は、たくさん飲んでも飲み飽きないことも事実です。

こう言った安い酒も、高級な特定名称酒同様に、広まって行くことが、健全な日本酒文化の発展のためには良いことなのではないだろうかと思ったりします。

ちなみに、この杜氏さんに東京からのお土産として、澤乃井の一番安いカップ酒「奥多摩湧水仕込み」というのを、持っていって差し上げたら、美味そうに飲んでくれました。嬉しかったなぁ~。


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