沢井駅からJR青梅線の線路伝いの細い道を歩いて行くと、やがて道は線路の下をくぐって南側に出ます。この辺は山の南側斜面で昼間は歩いていてもけっこう暖かい。民家の庭先の葉が真っ赤になっている南天は赤い実をたくさんつけています。
やがて、細い坂道の上り口に着き、坂道の両側に「奉納 薬師瑠璃光如来」と書いた旗がたくさん立っています。この細い坂道を登ると、遮断機も警報機もない踏切を渡ります。踏切を渡り終えた地点から、いきなり階段を上ればそこはもう薬師堂です。
狭い境内では、達磨を売っていたり、暖をとるために火が焚かれていたり、団子や焼き鳥などが売られていたりしています。
薬師様にお参りをすませると、境内にあった福引所でくじを引かせてもらいました。このくじは無料で引けます。くじははずれでしたが、福引所の気の良いおじさんは、「じゃあこれをあげるよ」と言って、6等の商品の小さな熊手をくれました。
甘酒なども一杯ご馳走になり、たいへん得をした気分になりました。
こういう縁日は、付近の集落の人々のための行事なので、よそ者の自分が行って甘酒をご馳走になったり、福引をさせてもらったりするのは、実は最初はちょっと気が引けました。でも、皆さんがとても気さくな方たちで、「よく遠くの方から来たね。また、来年もおいでなさい」などと親切な言葉をかけてくれます。田舎の人たちの豊かで、やさしい心が感じられた一日でした。
本日の酒
嘉泉純米吟醸 玉川上水春の宵(田村酒造場)
この「春の宵」にしろ「田むら」にしろ、嘉泉の純米吟醸酒は、香りと味が優雅に調和しており、飲んでいるのが楽しくなるような酒だ。いい酒だと思う。
精米歩合:55%
アルコール度:15 - 16%
日本酒度:(+)1
酸度:1.5
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