2010年11月18日木曜日

酒器に応じて酒を飲んでみた

最近、益子の陶器市でいくつか酒器を購入した。
益子陶器市関係の動画の再生リスト

各タイプの酒の特性に適した酒器を使用すると、より効果的に酒の特性を引き出して楽しめる。そこで、これらの酒器に合わせて酒を選び飲んでみた。ただし、酒と器の組み合わせは、あくまでも私の直感で選んでいるわけで、違う意見の方もいるかも知れない。



酒器(1)

最初の酒器は、背の高いもので8勺程度酒が入る。これの6割程度を吟醸酒で満たすと、内側から吟醸香が立ち上ってきた。薄い酒器の縁を唇に押し当てて酒器を傾けると、酒が滑らかに口に流れ込み、微かで好ましい甘みを感じた。この器は、吟醸酒のすっきりした味と芳香を引き立ててくれるようだ。


酒器(2)

次の酒器も背が高い(今回は、背の高い酒器を三つ買った)。半合ほど入るものだが、表面の模様は象形文字のようだ。何か角のある仮面のようなものを被って踊っている人々のようでもある。さらに、よく見ると、そのマークの一つが感じの「笑」という文字に見えてくる。全体的に古代の出土品のような雰囲気を醸し出している。そこで、ひらめいたのは、「よし、ひとつこいつに長期熟成酒を注いでみようか」ということだった。


酒器(3)

この表面の白いスラリとして感じの器には、引っ掻くようにして線画が施されている。表面の白い粘土を引っ掻くことで、下地の褐色系の粘土を露出させて線画が描かれている。というわけで、下地の褐色系粘土と表面の白い粘土の二種類の粘土が使われているのが判る。器の外側には釉薬は掛っていないようだが、内側には釉薬で薄いガラス質の層が出来ている。フレッシュな生酒を冷で飲んでみた。

ところで線画であるが、巨大ロボットのようなものが描かれている。いや、これはガンダムのモビルスーツではないか?!ということで、このユニークな酒器、一目見て気に入ってしまった。



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