2009年6月30日火曜日

酒蔵のある散歩道(4)

今回は、1702年創業と言われる老舗の造り酒屋、小澤酒造株式会社の蔵に遊びに行きます。今回、蔵は駅のすぐ傍ですが、あえて一旦蔵を素通りして多摩川沿いの遊歩道を散策してみます。6月の梅雨の合間の晴れた土曜日、日差しが強く表の舗装道路を歩くのは暑いですが、多摩川沿いの遊歩道は適度に木陰があり涼しいですよ。川で釣りやカヤックに興じる人たちの姿を見ながら歩くのも楽しいものです。

JR沢井駅を下りて急な坂道を下って青梅街道に出ます。横断歩道を渡り左に50メートルほども進めば、右下に澤乃井園に下りる道があります。右下には澤乃井園の庭園が見えてきますが、入り口はこの坂を下った右手にあります。さわのすけというウサギの石像が立っていますが、ここには後で寄ることにしましょう。入り口の少し先に遊歩道の入り口を示す指道標があります。ここから遊歩道沿いに、川上に向かって歩いてみます。


遊歩道からは多摩川の清冽な流れが望めます。カヤックに興じる人たち、冷たい水が気持ちよさそうです。鮎を釣っている人もいます。おとり鮎を使う友釣りのようです。


日差しが強く、こんな日は帽子や日傘があるといいですね。両側にアジサイが咲いている遊歩道は、浴衣を着て歩くとお洒落ですかね~。私も、本日は、龍の柄のちょっと派手な浴衣を着てみました。


遊歩道沿いには、無人の野菜売り場がありました。長いのは蕗でしょうか、赤いのがトマト?青梅特産の梅干しも売っていますね。後ろに見える犬のような絵が描いてあるお札は、御嶽神社(参考:こちらの記事に御岳神社の薪神楽について書きました。)のお札のようです。


おや、こんなところにカフェがあります。「浴衣に似合う和風のお部屋がありますよ~。休んでいってください」と、お店のおばちゃんが声をかけてきます。残念ながら、本日は別の場所でもうすぐ昼食を取る予定です。でも、中を見せてもらいました。


多摩川の流れを望む東屋風の席で涼しげにコーヒーを飲むのもよし、年季の入った家具のある部屋でゆっくり過ごすもよし。楽しそうなところなので、次回来たときは寄ってみたいと思います。


実は、今日はこのカフェ「ついんくる」の隣にある料亭旅館「ゆずの里 勝仙閣」で食事の予定です。最初にゆず風呂に入り、さっぱりと汗を流した後に食事をしました。


会席料理風のランチメニューをいただきました。ゆずの里だけあって、風呂上りにゆず茶、食前酒にゆず酒をいただき、その他にもゆずを使った料理がいくつか出てきます。


ゆっくり食事を終えて、最後は小澤酒造さん直営の澤乃井園に遊びに行きます。勝仙閣さんのマイクロバスで送ってもらえました。この澤乃井園には唎き酒処があり低料金で、澤乃井のいろいろなお酒が楽しめます。


メモ:本日歩いた遊歩道を通って、JR御岳駅まで行くことが可能です。実際、御岳駅から歩いて来て、澤乃井園によって帰りは沢井駅を利用するという方が、多摩川沿いの遊歩道を長く歩けて面白いことでしょう(その場合でも歩行距離は2倍くらいで、全部歩いても2,30分程度でしょう)。

(地図)

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本日の酒
純米吟醸生原酒 涼暮玲瓏(石川酒造株式会社)
香りが控えめだか、米の旨味がしっかりと出ていて好感が持てます。後味に果実を思わせる酸味なども感じさせながら、スーッと切れていく感じです。
原料米:五百万石
精米歩合:55%
アルコール度:16 - 17%




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