2009年6月23日火曜日

酒蔵のない散歩道(1)

先週の土曜日、昭島市郷地・福島地区の神社・仏閣などを散歩して巡ってみました。JR東中神駅から歩きます。今までに「酒蔵のある散歩道」というのをシリーズ化してブログにアップして来ましたが、あいにく今回のルート近辺には酒蔵などありません。ですから「酒蔵のない散歩道」なのであります。

しかし、散歩の後には寄り道をして、酒を飲みましたので、相変わらずやはり酒ネタのブログの記事として書いても差し支えないですよね、たぶん。

東中神の駅から、昭島市総合スポーツセンターの前を通過、私立昭和公園の脇を抜けて南へと歩いていきます。10分ほど歩いて、奥多摩街道の歩道橋を渡り、さらに150mほど歩くと下り坂になります。

この坂は、多摩川沿いに形成された河岸段丘を降りるものです。段丘の縁にある崖は、崖線と呼ばれ、崖線の下からは、よく湧き水が湧いていて、その水が集まって小川となっていることも多いようです。今回の散歩道では、小川や用水路を渡ったり、それらに沿って歩いたりする場面が、たびたびありますが、流れはきれいで、鯉や小魚が泳いでいるのをよく見かけました。これらの流れは、おそらく崖線の下に水源があるのだと思います。

稲荷神社
ここは、裏手に御神木のケヤキがあります。幹の周りが7mとなっていましたが、幹の中心が朽ちています。昭和34年の台風の被害により、このようになってしまったようです。


寶積寺(ほうしゃくじ)
なにか工事をしている最中のようで、本堂の縁側で、工事作業員の方が二人昼寝をされていましたので、邪魔になるといけないので、表から写真だけとらせていただきました。


第六天社
小さな神社なのですが、最初に見たときから、ちょっと怖い雰囲気が漂う神社でした。第六天社は、第六天魔王を祀る社のようで、インドのシヴァ神とも同一視されることもあるようです。神社の近くにある説明書きによれば、祟りをなす神ということです。しかし、逆に言えば、この神様は力も強いのではないでしょうか?神の逆鱗に触れないように、崇め奉れば、ご利益もあるというものです。お~、くわばら、くわばら。


向宿の子持地蔵
赤ん坊を抱いた石造の地蔵尊とのこと。ちょっと見た感じ、赤ん坊を抱いているようには見えませんが・・・?

廣福寺
臨済宗のお寺です。門の隣に立派な松の木が植えられ、白木の本堂や門がとても美しい、清浄感の漂うお寺です。もう少し時期が後なら庭の蓮の花が開花していたことでしょう。


井戸出の清水
崖線の上の道を少し外れて下りた場所にあります。古くから地域の人に利用されてきた生活用水とのことです。

福島神社
本日最後に立ち寄った神社です。獏、獅子、鳳凰、龍などのレリーフが施された拝殿は、一見の価値があると思います。


さて、本日の散歩も終わりました。いい運動になったところで、酒でも飲みに行こうということで、バスで立川駅に出ます。立川駅に着いたのが2時くらいだったでしょうか。この時間からでは居酒屋はやっていないのですが、蕎麦屋はやっています。都合の好いことに、蕎麦屋にはたいてい酒が置いてあるようですね。

高田屋という蕎麦屋に入って飲んだのは、豊盃ん、越の景虎、雨後の月、船中八策でしたが、今回は「豊盃ん」が、香りも高く、す~っと浸み込むような、たいへんやさしい味わいでした。Webで調べたら一升1810円で売られている普通酒であることが判明しました!こんなに安くてこれだけ美味い酒があるなんて驚きです。

(地図)

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