2009年6月10日水曜日

家飲みの楽しみ

家飲みは、最終電車やバスの心配がないので、存分に酒が飲めていいですね。飲みたいだけのんで、しこたま酔って、あとは毛布に包まってごろ寝すればいいだけです。


先週の土曜日は、いや正確には土曜の夕方から日曜の早朝まで、家飲み会を我が家で開催しました。

5時ごろに二人の友達が来て、そのあと30分遅れでもう一人、総勢4人ですが、こぢんまりと居心地の良い宴会を楽しんだわけでございます。

しかし、酒飲みというのは、気に入った酒があれば、それを人にも飲ませてみたくなるようで、機会を見つけては「これを飲んでみて」と何かしら酒瓶を持ってくるものですね。今回も、皆さん、お気に入りの酒を1、2本持参してくださいました。まったく嬉しい酒飲み友達ですね。

私は、数十人参加する盛大なパーティは、いろいろな方とお喋りをしたり、笑ったり、飲んだり食べたりと、これもいいのだけれども、気の置けない仲間で行う小さいゆるい感じで飲める宴会というのも好きなのです。今回は、我が家に朝までいてもいいよと言っておいたので、まともに歩けないくらい酔っても大丈夫。実際、皆さん夜遅くまで安心して飲み続けたのでした。


最初に飲んだのは、燗酒でした。今回は、私は、燗用に純米酒を3種類用意しました。純米酒越のかぎろひ、純米酒喜正、瑞穂黒松剣菱(山廃純米)です。それぞれに特徴的な味わいと堪能できたと思います。酒によっては、燗にした方が実力を十二分に引き出せるものがありますね。飲みやすく、楽しい酒になります。

それから、冷酒として飲んだものも何種類もありました。純米吟醸生詰尾瀬の雪どけ、会津中将純米大吟醸ゆり、純米吟醸田むら生酒、越州桜日和(吟醸)、嘉泉ふねしぼり無濾過生原酒で、これらは吟醸酒、大吟醸酒、生酒などだったので、新鮮で香りが良かったです。


最後に飲んだ酒は、これもなかなか軽視できない品ですが、増田屋久壽江戸造りというもので、日本酒度が-20という甘口の酒です。精米歩合が90%なので、これは普通の食米の精米歩合とほぼ同じようなものですね。江戸時代は精米機もなく、現代行われているような50%や60%の精米歩合は不可能だったようです。この酒は、熟成香が素晴らしく、日本酒度からすればたいへんな甘口でありますが、強い酸度により引き締まった味がします。実際、手に付着すればべたつくのですが、飲み口はスッキリしており、あと味に辛ささえ感じられます。


ともかく、今回の酒飲み会でも、私は酒の世界の味の多様性を再認識したわけです。酒は飲めば飲むほど、その世界の奥深さみたいなものを感じております。

本日の酒
増田屋久壽 江戸造り(五十嵐酒造株式会社)
説明は、上記記事参照。
原料米:埼玉県産山田錦
精米歩合:90%
アルコール度:17%
日本酒度:-20
酸度:3.0
アミノ酸度:2.4


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