2009年5月22日金曜日

酒蔵のある散歩道(1)

皆さん、こんにちは。酒ばかり飲んでいて運動不足が心配な、いちべーです。

運動不足解消のために、今日は少し長めの散歩をしてみました。羽村駅~お寺坂~玉川上水取水堰~上水に沿った遊歩道~田村酒造場というコースです。

私が住む羽村市には、玉川上水の取水堰があります。玉川上水は、ここから始まり、小平市、武蔵野市などを経て、新宿区の四谷大木戸まで、43キロメートルにも及ぶ上水道です。


羽村駅西口を降りて、駅前通りを南西方向に向かって5分も歩くとお寺坂に差し掛かります。坂の途中に「馬の水飲み場跡」があります。ここには湧き水があって、昔、馬に水を飲ませて休ませたそうです。


坂の脇には、稲荷神社があります。創建年月不詳、江戸後期の地誌「新編武蔵風土記稿」にこの神社の記述があるようです。祭神は宇迦之御魂之神(うかのみたまのかみ)、建速素戔男尊(たけはやすさのおのみこと)、玉祖命(たまのおやのみこと)。

稲荷神社は、高台あり鳥居付近から振り向くと景色がいいです。遠くに奥多摩の山も見えます。


坂を降りきる手前で左に曲がります。この角には、禅林寺があります。
お寺坂というのは、このお寺があるために付けられた名前です。


北浦酒店を左手に、和菓子屋「山田屋」も右手に見て進むと、旧奥多摩街道に出ます。
ちなみに、この北浦酒店は、私がよくお酒を買うお店です。


玉川上水は、この旧奥多摩街道に沿って流れています。


上水にかかる橋を渡って右に曲がり、上流に向かって1分くらい歩くと、玉川兄妹の像があります。承応二年、徳川家光の時代、大工で測量術に長けた庄右衛門、清右衛門の兄弟が取り立てられて、玉川上水の建設工事を任されたと言います。着工から1年と2ヶ月程度という、信じられない速さで完成させたというから驚きですね(現代の道路工事などの公共事業もやり方を見習うべきだ)。


玉川兄妹像の少し上流が取水堰です。


取水堰近くに珍しいものを発見しました。「牛枠(うしわく)」と呼ばれるもので、川の中に埋めて川の氾濫を防止する仕組みです。昔の人の知恵ですね。


さあ、ここから上水に沿って続く遊歩道を下流に向かって歩きます。
水量豊かな多摩川は、取水堰で水を奪われてしまい、ちょっと惨めな状況です。


左の写真の辺りは、桜が咲く頃は出店がたくさん並ぶ場所です。右の写真は、第三水門です。ここから多摩湖方面(村山貯水池)に水を供給しています。


上水も第三水門で水を取られ、水量が減っています。


桑の実がなっていました。一粒いただき。昔の羽村は養蚕が盛んだったのです。


遊歩道が細くなってきます。この辺はもう福生市に入るのでしょうか?


ちょっとしたベンチのある福生加美上水公園。休憩にいいかも。


さらにどんどん進むと、住宅が見えるようになり、T字路で上水沿いには進めなくなります。


このT字路で右を見ると、おお!あの煙突は、お米を蒸す釜場の煙突ではありませんか?!


とうとう、田村酒造場に着きましたね。立派な建物だな~!


なお、今回の散歩コースは以下の地図を参照ください。

より大きな地図で 酒蔵のある散歩道(田村酒造場) を表示

本日の酒
嘉泉 純米酒 玉川上水(田村酒造場)
軽いのみ口で、ぐいぐい飲めてしまいます。



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