問題は、誰の家でやるかだ。適度に広い部屋で、その家のご家族にも気兼ねなく騒げるような場所が望ましい。結局、私の家の「いろり小屋」でやるのが一番いいというのが、いつもの結論だ。
このいろり小屋というのは、我が家の敷地に父が趣味で建てた掘立小屋。内部は、半分が土間で半分が床になっている。床の方には囲炉裏があり、その横に卓袱台二脚が余裕でおける広さである。おまけに換気扇がついているので、中で多少火を燃やしても少しぐらいの煙なら排出できる。小屋の脇には、炊事場があり、ガス・水道が完備され、簡単な調理も可能。湯沸かし器もあるので、汚れた食器などを洗うのにも便利だ。要するに、家飲み宴会の設備としては申し分ないのである。
先週土曜日は、ここに酒友を招いての家飲み会となった。
今回は、当初は七輪で干物や野菜などを炙りながら、これを食べながら、ゆっくり酒を飲もうという主旨であった。ところが、ラム肉を持って来てくれるという方がおり、急遽、卓上BBQコンロも出動させることになった。
七輪では、鮭冬葉、椎茸、葱、氷下魚(こまい)、野菜などを炙り、BBQコンロでは、ラム肉や牡蠣も焼いて食べた。
そしてお酒はと言えば、新潟は、麒麟山、お福正宗、与板衆、勝保。東京の澤乃井のお酒は、大吟醸梵斗瓶囲いと大吟醸の樽酒と大神酒、それから石川県の菊姫のにごり酒。そして、さる方が持ってきた謎の白い液体(←深く突っ込まれると困るので中身はカルピスということにしておく)。
それで、問題は大吟醸の樽酒である。たいていの場合、樽酒は、普通酒などの安い酒を樽に詰めてしばらく寝かした後に、鏡開きをして、新鮮な香りを楽しむものだ。吟醸酒のように元々香りのよい酒を樽に詰めて、その酒にわざわざ杉の香りつけて飲むというのは、かなり変な話なのである。
しかし、そこに酒がある以上、われわれは、その酒を飲まずにはいられない。みんなでこのスペシャルな酒をいただくことにする。一口飲んでみると、味的には確かにたいへんけっこうなのだが、樽の香りがけっこうきつい。話を聞けば、どうやらこの大吟醸樽酒は、某酒屋さんが、試験的に作ってみたようで、なかなかチャレンジャーな酒屋さんだ。しかし、やはり大吟醸の酒を樽酒にしては、もったいないなぁというのが、われわれの意見の一致するところであった。
それから、長岡のつばめさ~ん、「勝保」をいただきありがとうございました。みんなでおいしく飲みましたよ~。
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