2012年3月27日火曜日

新潟の酒も面白い

自分の酒の好みは、濃醇な味であるため、どうも淡麗辛口といわれる酒、特にあまりにもあっさりし過ぎる酒に対しては食指が動かない。もっとも、食中酒として、あまり難しいことを言わずにぐいぐい飲むのであれば、そういう酒でも良いのだろう。

先日、よく酒を買い求めるスーパーに、コーヒー豆を買いに行ったとき、長岡の吉乃川酒造の方が、店頭販売をなさっていた。試飲をさせてもらったのが、この写真の「本醸造生貯蔵酒 六段仕込み 吉乃川」であった(写真の吉乃川の枡もいただいてしまった)



酒のモロミは、通常掛米を三回に分割して仕込む三段仕込みが行なわれる。これは、この仕込みを六段に分けて行なうそうだ。ほんのりと甘く濃醇な味わいである。後味に感じる、かすかなほろ苦さも、口の中をスッキリさせる。

新潟の酒と言えば、以前はどちらかというと、さっぱりしていて、ちょっと素っ気無い印象を持っていた。ところが、にいがた酒の陣に行っていろいろ試飲してみると、新潟淡麗などといっても、実はいろいろと、味のバリエーションがあるわけで、なかなか面白いように感じた。

ところで、件の吉野川酒造さんの販売員と立ち話をするうちに、新潟清酒達人検定の話になった。この販売員の方も、私と同様、「新潟清酒銀の達人」という称号を持っていることが分かった。

実は今年、新潟清酒達人検定に行こうか迷ったけど、金の達人の試験は難しすぎて受かりそうもないから、酒の陣には行かなかったという話をした(達人検定は酒の陣の二日目に行なわれる)。そうしたら、向こうも、金の達人受けたけど落ちちゃったみたいな話になり、あれは絶対受かりっこないという二人の一致した見解に至ったのであった(いや、もちろん受かる人はちゃんと受かってたから負け惜しみだね)。

とは言え、昨年は受ける気満々だったのだ。昨年311日、つまり、東日本大震災の日。私は、清酒検定受験に備えて、利き酒の特訓をやっておった。しかし、昨年は、震災の影響で、にいがた酒の陣も清酒検定も中止になったのであった。



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