2009年11月21日土曜日

いちべー式良酒判別法?

目の前に、大吟醸、生酒、純米酒、特別本醸造、山廃など、いろいろな酒の瓶を並べて飲み比べ。酒はふんだんにあります。酒を飲み尽くしてしまう心配なんてありません。なにしろここは、蔵元さんの工場にある特設宴会場なのですから。

まずは、生酒の新鮮な風味を楽しみ、大吟醸の香りと滑らかな口当たりを堪能し、少しつまみを食べて、今度は酸味のあるどっしりした味わいの山廃を楽しみ、という具合に、次から次へと飲んで行きます。

一合、二合、三合、まだまだ行けます。そして酒はいくらでもあります。繰り返しますが、なにしろ、私は蔵元さんのところにいるのです。そう、11月14日に、田村酒造場で開催された「田むら・嘉泉を味わう会」に参加してきたのです。

会場にはあまり知った顔もいなかったので、最初はいくぶんぎこちない感じ。けれども、酔っ払えばそんな当初の居心地悪さなど吹っ飛んでしまいます。初めて会った人とも打ち解けて、蔵元さんとも気安くお話させていただき、気分は最高。

そして、酒が進む、進む~。しかし、どんな人だって、呑み続けていればやがて酔いが回ってきます。味や香りなども良く判らなくなってきます。私も、いったい何合飲んだのでしょうか?

こういう酔っ払った状態で、知らず知らずのうちに手を延ばしてしまう酒の瓶があるとすれば、その酒は、その人が無意識のうちに選んでいる酒で、存外その人は正しい選択をしているのかも知れません。

この会では、同酒造場のいろいろなお酒を、文字通り心行くまで味わうことができました。本当に大酒を飲み、ぐでんぐでんに酔ってしまいました。ふと気付くと、大吟醸やその他の高級酒には目もくれず、ひたすら「極め付け辛口」という普通酒を飲んでいる自分がおりました。

「そうだ!良い酒とは、ぐでんぐでんに酔っぱらってみて、それでもなお、さらに飲みたいと思うような酒なんだな!」と思いました。

というわけで、「嘉泉極め付け辛口」は、たいへんすばらしい普通酒と言えるでしょう。


ブログランキング
いつもクリックありがとうございます⇒にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ

東京地酒マップ
東京地酒マップは、東京の蔵元や東京の地酒を売っているお店を紹介するための地図です。
東京地酒(複数の蔵元、各蔵元複数の種類)を置いてある酒屋さん、またそんな酒屋さんをご存知の方、どうぞ情報をお寄せくださいませ。

英語のブログで情報発信してみませんか?
たとえばこのブログの英語版は以下のサイトにあります。
SAKE, KIMONO, and TABI
詳しくは、「ある翻訳」のサイトをご覧くださいませ。

0 件のコメント: