2012年5月22日火曜日

今日は櫻正宗を燗してみよう


最近、櫻正宗が近くのスーパーの売り棚に並んでいるのを見かけた。




この酒は、たしか江戸東京たてもの園内にある、「鍵屋」で飲んだ記憶がある。それで、以前のブログ記事、『昔居酒屋「鍵屋」で飲む』を見ると、やはり、あのとき飲んでいたようだ。




あの「鍵屋」、普段は建物自体を展示品として公開しているだけだが、あの時は、特別に「居酒屋として営業」していて、500円で、櫻正宗の燗酒が飲めた。あまりに旨かったので、一緒に行った人たちとずっと其処に居座って飲んでいたのだが、狭いカウンターが一杯になってしまい、店の外で恨めしそうに中を覘く人もちらほら出てきたので少し気を利かせて店を出た。しかし、しばらくして、またその店に戻って中を覘くと、カウンター席が空いていたので、再度入店して飲んだのであった。

つまり、それほど、この櫻正宗の燗が魅力的であったのだ。ちなみに、一緒に行った人たちの中には、豊島屋酒造の杜氏さんなどもおり、それなりに酒が好きな人たちなので、櫻正宗の燗が旨いというのは、いちべーの偏向的な嗜好が導いた結論ではなく、一般的に言っても旨い酒ということになるのだろう。

それで、この酒を久しぶりに見つけたので、もう一度、あの燗酒を飲んでみようかと思い、一本買ってきたのだ。

燗酒にするときは、私は、たいてい燗銅壺に炭火を入れて、卓上で燗をつけながらゆっくり飲むのだ。しかし、もう、半分くらい飲んでしまったが、ついつい燗銅壺を用意するのが面倒で、まだ燗で飲んでいない。面倒くさいなら電子レンジで燗をすれば簡単ではないかと言う意見もあるかもしれないが、一種のこだわりというやつで、燗酒には燗銅壺を使うのがいいと思っている。


今日当たり、肌寒いので燗銅壺を使ってみようか。

ちなみに、櫻正宗は、この蔵の六代目当主・山邑太左衛門が「宮水」を発見したことで有名で、純米吟醸の櫻正宗金稀は、皇室御用達のお酒で、春の園遊会で出されるようだ。




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