2012年2月21日火曜日

飲み較べると判る


先週末、立川炙り居酒屋青海での、日本酒の会に参加した。

このお店では、年に2回くらい日本酒の会と称して、お店のお客さんを集めて、会費5000円くらいで飲み放題の会を開催する。お店にある、いろいろな日本酒が飲み放題でかなりお得な会だ。

今回、会の趣向として、以下のような利き酒ゲームもあった。

「1、2、3、4と番号を振った酒瓶があります。この中に、違った酒類の十四代が二本入っています。その二本を当てた人には、お店から、すごく高級なお酒を一杯プレゼントします。」

うぬぬ、マッチングの利き酒ならある程度自信はあるのだが、利くだけで酒の銘柄を当てるのは難しいぞ。それでは私としては、一番癖が無い上等な二本を選んでおくか?という作戦を取った。

1番: 旨み、香り、酸味などのバランスがあってすごくいい感じ。個人的には好きだが、インパクトが強すぎて高い酒なら、もう少し抑制したところがあるのではないか?

2番: 旨みがあって上品な感じ。これかな?

3番: アルコール感があって、どうも自分には合わないな。これは絶対違うな。

4番: すっきりいい感じ。ある人が「2番のアル添みたいな感じ」と言ったが、その通りだと思った。

ということで、2番と4番を選んだのだが、なんと正解は、2番と3番。絶対にありえないと思い、真っ先に除外していた3番が十四代の本丸であった。ちなみに、一番旨いと思った1番は、山梨の「ささ一」。やはり、豚に真珠、いちべーに十四代なのか?それから4番の銘柄はすでに記憶にない。

さて、利き較べと言えば、この日は、辻本店のNINEが、生酒と火入れの二種類おいてあり、両方を飲み較べることができた。

ちなみに、私が最初にNINEに出会ったのは、2010年の秋に飲んだひやおろしであった。このときは、旨い酒だと思った。
(当時のブログ「NINE」では、「菩提もとという言葉の響きから、何か古臭くて粗野な酒を想像していたが、それとは裏腹に、とても豊かで深く繊細な味わいを感じる。甘みがあるが、さほどしつこくない。今回飲んだのは、ひやおろしだと言うが、むしろほとんど火入れを感じさせない、生酒を思わせるキビキビとした風味である。」と感想を書いた。)


今回の会で、火入れを飲んだときは、熟成による香りを少し感じ、コクのある味わい、やはり美味いなと感じた。ちょうど、目の前に脂ののった刺身出されていて、いい感じにあう。ところが、生酒を飲んでみると、これが、些かさっぱりしすぎで素っ気無いように思えた。生は搾りたてだったようだか、このお酒は、寝かせると美味しくなるお酒なのだろう。

さて、本日の動画は、これにしよう。澤乃井「立春朝搾り」。これは、搾り立てでも十分味わいがある酒と言える。



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