「ひやおろし」というのは、生詰酒のことである。「生詰め」と言ってもまったくの生酒というわけではなく、酒を搾った後に、一度火入れ殺菌をしている。その後、貯蔵・熟成を行い、通常の酒の場合は、再度火入れをして出荷するところを、この二回目の火入れを行わないで出荷するので、生詰めと呼ばれるのだ。あるいは、熱処理しないで、冷のまま出荷するから、「ひやおろし」なのだ。生の風味を残しつつ、熟成感がある酒である。
9月5日くらいには、馴染みの酒屋さんから、澤乃井、嘉泉、千代鶴のひやおろしの入荷案内が届いた。多満自慢では、純米大吟醸無濾過原酒の秋の慶も出ているようだ。暑い暑いと騒いでいても、それなりに秋はやって来る。蝉の聲はもうほとんど聞かれずに、秋の蟲の聲がたいぶにぎやかになってきている。この酒屋さんにも、電話してさっそく何本かひやおろしを注文しておく。
別の酒屋では、東京以外のひやおろしも、冷蔵庫に陳列されている。一の蔵、浦霞、峰乃白梅、春鹿、等々、日本各地の地酒のひやおろしが出ている。春鹿の「純米吟醸生詰」と嘉美心の「旨口ひやおろし」を買って来た。
春鹿を飲んでみる。ぐびりぐびりと飲んでみる。あ~、うんまい。ひやおろしは、秋の味だね。
数日のうちには、酒屋さんに注文しておいた東京地酒のひやおろしも配達されることだろう。これから涼しくなり、酒がどんどん旨くなりますな~。
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