2008年11月26日水曜日

西多摩の地酒の会

東京は、日本のビジネス、経済、政治等の中心であり、そのイメージから自然があまり豊かではないと思われがちだが、東京にも自然に恵まれた場所もあり、自然の恵みである良き水を使って古くから酒を醸している酒造場もある。

実際、東京には12の酒蔵があり、そのうちの西多摩地域にある4蔵が、立川市の立川ワシントンホテルにおいて、去る11月22日(土曜日)、第8回「西多摩の地酒と酒器を楽しむ会」を開催した。この会に参加してみた。主催者の蔵は、あきるの市の中村酒造場、福生市の石川酒造と田村酒造場、青梅市の小澤酒造であった。

会場は、ホテル3階のカフェ・ド・パリ(http://www.tachikawa-wh.com/cafe/index.html)。20種類の酒が用意されていて、その中には大吟醸、純米代吟醸も含まれ、レストランの料理と一緒に堪能することが出来た。



また、今回で、この「西多摩の地酒と酒器を楽しむ会」も8回目であり、常連の参加者同士は、もう顔見知り同士で、会場に入った時点から打ち解けたムード。このパーティーの最中は、ずっと飲んだり会話したりと楽しく過ごすことができた。各蔵の酒が当たるビンゴゲームも行われ、楽しい時間を過ごすことが出来た。

出された酒はどれも素晴らしく、料理も西洋料理だがよく合う。酒は和風の料理だけでなく洋食にも、どんなタイプの料理にもよう合うと思うが、今回の集いは、酒が西洋料理とも相性が良いことを実証するよい機会だったのではないだろうか。関係者の皆様には、清酒の普及に今後も尽力され、そして人々が様々な料理を清酒とともに楽しめるような機会を設けていって欲しいと思った。

本日の酒
喜正 吟醸生詰 しろやま桜(野崎酒造)
今回の記事は、西多摩の地酒の会について書いたが、喜正の野崎酒造も西多摩地域のあきる野市にある酒蔵。小さな蔵で、昔ながらの酒造りにこだわりを持ち、少量ながら丁寧な造りをしているらしい。
普通清酒は、搾った時点と貯蔵後の出荷直前の時点の2回火入れを行うのだが、生詰酒は、出荷直前の火入れを行わないつまり生の状態で詰める。「生詰」というわけだ。この吟醸生詰酒も、貯蔵による味わいの深まりと生酒の持つ新鮮さがうまく両立していると言える素晴らしい一品である。
アルコール度:16 - 17%



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