(↑長浜市の橋川酒店)
10月18日、私は滋賀県長浜市にいた。市内の橋川酒店で、「しがさかり 渡舟」(近江酒蔵)という酒を買った。「渡舟」というのは、米の名前で、この酒は「滋賀渡船六号」という米を使っている。
「滋賀渡船六号」は、明治28年に滋賀県農事試験場で育成された品種で、酒米の銘柄品種「山田錦」の親系統にあたる。県内では、奨励品種として大正5年から昭和34年まで、酒造用に栽培されていたが、その後栽培されることがなくなっていた。
しかし、最近になって滋賀県内で試験栽培を開始し、平成17酒蔵年度に試験醸造が行われた。したがって、この酒は商品としては、去年かひょっとすると今年から出始めたばかりかもしれない。
(↓この日は「長浜きもの大園遊会」が開催、街中着物の女性で溢れていた。)
本日の酒
純米吟醸 しがさかり 渡舟(近江酒蔵株式会社)
酸がピリッとして、こくがあるというよりむしろ、強い印象の味。もたついた感じがなく潔い。
原料米:滋賀渡船六号
精米歩合:60%
アルコール度:18.3%
日本酒度:(+)4
酸度:1.9
使用酵母:1601号酵母
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