2012年1月30日月曜日

心の酒


日本人にとって、日本酒は単なるアルコール飲料ではない。昔から、冠婚葬祭、宗教儀礼、武人の出陣の際の三献の儀など、いろいろな場面で酒が重要な意味を持って登場する。現代は、ビールやその他の洋酒も人気があるが、ここぞというときは何と言っても日本酒でなければだめだ。結婚式の三々九度をワインでやるなどという話なぞ聞いたことがない。

晩酌にしみじみと飲む酒は、安い酒でいいのだ。今日も一日頑張った人々をやさしく労い、身体と心に活力を与え、また明日も頑張ろうという気持ちにさせてくれる酒が、よい酒なのだ。

そして、このCMは、私のそんな酒のイメージにピッタリだと思う。

ただ、残念なことに、この銘酒「岩手川」は、もう造られてはいないのだ。


岩手故郷よ
やさしい郷だよ
雨も風もな
人情もまるいよ

遠く離れてもよ
心は帰るよ
牛追い唄がな
聞こえる道をよ

心の酒です岩手川



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2012年1月11日水曜日

行動が不可解。だって酔っ払いなんだもの


酒を飲んで酔っ払ったときには、不可解な行動をとることがある。後で考えると、あのときどうして俺はあんなことをしたのかと思う。そういう経験を持っている方も多いのではないか。

日曜日は、仲間と一緒に澤乃井園に遊びに行った。この日は澤乃井園で振る舞い酒が飲めるのであった。

(振る舞い酒)

また、澤乃井園の売店では、福袋と称して、澤乃井のトートバックに限定酒等を4本入れたものを一万円で売っていたりする。

(澤乃井福袋)

お正月気分を満喫できる澤乃井園であり、もちろん我々は振る舞い酒を飲んだだけで終わりになるはずもない。引き続き澤乃井園に居座り、飲み続けたのである。

そして、この日は、参加者の一人の女性が、澤乃井の利き猪口を10個持って来ていた。

澤乃井園の利き酒処では、酒(一杯200円から500円)を飲むと、そのときの猪口は持ち帰りが出来、二杯目以降はこの猪口を持っていけば酒代が100円安くなるというシステムになっている。また、次回澤乃井園に行くときにも、この利き猪口を持っていけば、この時も、酒代が100円安くなるのだ。

だから、澤乃井園にいく場合は、この利き猪口を持って行けばいいのだが、たいていの場合、持って行くのを忘れてしまう。それで澤乃井園の利き酒処に行くたびに、別の利き猪口をもらい、こうして何回も行くうちに利き猪口が増えてくるのである。

こうしてたまった利き猪口を10個、利き酒処に持っていくと、澤乃井特製の、赤い沢蟹の絵のついた猪口に交換してくれることになっている。

つまり、この猪口(角蟹)↓を10個で
  
この猪口(赤蟹)↓一個と交換なのだ。
  
ところで、その女性が持参した10個の猪口の中には、今となってはレアな品物が混ざっていた。つまり、今もらえる利き猪口には、澤乃井の沢蟹マークが書いてあるが、このマークのデザインが違っていたり、マークではなく「澤乃井」と書いてあったりする猪口があるのだ。

蟹のデザインが丸みを帯びたリアルな形のやつ(丸蟹)

蟹ではなく「澤乃井」と書いてあるやつ
  
特に、蟹のデザインが丸みを帯びて、リアルな沢蟹を象った猪口(丸蟹)は、私も持っていない!その、交換ちょっと待った!交換する前に、いちべーが利き酒処で、一杯飲んで、現行版の猪口(角蟹)をゲットするから、それと、その丸蟹を交換してくれ!

ということで、いちべーは利き酒処で一杯酒を買い飲み始めた。この一杯を飲み干して、空いた角蟹と、丸蟹を交換してもらえばいいのだ。いや、飲み干す前に、丸蟹に酒を移し変えてもいいのである。

しかし、いちべー、酒の入っている自分の角蟹を見て、「あ、ここに酒が入っているよ~、これじゃ丸蟹と交換してもらえないじゃん」となぜか思った(だから、飲み干すか、移し変えればいいのだが~、酔っているので考え方がおかしくなっている)。

そしてあろうことか、いちべーは、もうひとつ角蟹が必要だと考え、一杯目も飲み終わらないうちに二杯目を買いに走った。(たしかに、もうひとつ別の角蟹はゲットできたわけだが、そいつは当然酒で満たされているので、一個目が交換できないなら、これも交換できないという理屈になるはず。そして繰り返すが、そもそも、一杯目を飲み干すか、丸蟹に移し変えればいいだけの話。)

こうして、二つの酒が入った利き猪口を目の前にするいちべー。

しばらくこの二つの猪口を眺めて何かを考えた後、「判った!こうしよう」と言って、いちべー、「ぐび~!」と、一つ目の角蟹を空にした。にっこり笑ってめでたく丸蟹猪口と交換してもらう。いったい何が判ったのか、今から考えても意味不明、まったく、不可解な行動であった。

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2012年1月6日金曜日

LDLコレステロール対策はこれだ!


昨年10月の健康診断で、LDLが高いと指摘され、魚卵や卵、洋菓子類、チーズなどは食べるなと医者に言われた。しかし、よく考えると、洋菓子類やチーズなどは時々食べるが、魚卵や卵は、普段からほとんど食べていない。たいして、食べていないものを、食べないようにしたところで、そんなに効果が出るとは思えない。何か、別の取り組みが必要だと思った。

インターネットを調べてみると、酒粕はLDLコレステロール値を下げるらしい。

そこで、酒粕を積極的に食べることにした。どうやって食べる?甘酒?粕汁?粕漬け?いや、ちょっと火で炙って、醤油つけて、そのままで食べよう。

炙り酒粕と熱燗。これが、最近のいちべーの家飲みの定番になりつつある。

この燗銅壺も、たいへんなスグレ物である。

燗銅壺、酒粕、酒。これだけあれば、もう何も要らないな。





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2011年12月30日金曜日

動画で振り返る2011年(9月~12月)


9

奥多摩の峰という集落、過疎で人口が減り、お年寄りが多いといういわゆる限界集落である。そこの花入神社で行われる奉納獅子舞を見に行く。

私の車は奥多摩湖の北側の峰谷川に沿ってさかのぼり、向かって左側の山の斜面にある道に入っていく。かなりな急勾配である。830分ころに、峰の生活改善センターに到着。

標高760メートルの山の上。蕎麦の白い花が咲いて、赤トンボが飛び交う。

地区の古老にお話を伺った。もう、ここには、15世帯しか人が住んでいないとのこと。獅子舞を構成するには、「シシジュウロク」というように、16人の人員が必要。その16人よりも、世帯数が少ないので、一世帯で、一人以上の要員を出してもらう計算になるが、実際は、以前ここに住んでいた人が、この日だけは、戻ってきて獅子舞奉納に参加するらしい。それでも笛を吹く要員が足らず、今では録音した笛に合わせて獅子舞を踊っているのだという。

この獅子舞は、今年はともかくも無事に行われたが、果たして来年も行われるのだろうかと思った。


10

日本酒の日である101日は、東京地酒列車というイベントに参加。

多摩モノレールの列車を借り切って、酒飲みイベントを行うものである。地酒列車は上北台駅を出発して、多摩センター駅まで行き、そこで折り返して、立川北駅に到着すると解散である。

乗車区間が短いので、普通に乗ればすぐに立川北駅について、イベントがあっという間に終わってしまいそうだが、実は、多摩センターで55分間停車する。この停車中に、多満自慢の石川社長のハーモニカを聴くもよし、停車中の列車の中で酒を飲み続けるもよしというイベントだ。

同乗した人たちと、一緒になってワイワイガヤガヤ、楽しく飲んだくれる。

途中、電車の電気を消して、街の夜景を電車から眺めるなんているオツな趣向も用意されていた。

というわけで、本日は、東京地酒列車は意外と楽しいということが判明したのであった。


11

青梅のとある場所で開催された、蕎麦打ち教室に参加。

会場は、バーベキューが出来る施設で、蕎麦を打ち終わったあとは、皆で、バーベキューを楽しむ。もちろん、お酒も。

私は、燗酒用に、自慢の燗銅壺を持参し、これで燗をつけて楽しむ。燗銅壺で、椎茸やその他の食材を炙って食べる。缶詰を温めて食べるのもなかなかオツである。

しかし、この「赤貝フォンデユ」、炙り椎茸を「極洋の赤貝味付」のたれにどっぷりとつけて食すのだが、かなり甘しょっぱすぎだ。


12

よみうりランドでやっている、ジュエルミネーションという電飾イベントを見に行く。いや、見に行くというより、飲みに行った。つまり、園内に設置されたジュエルホットダイニングというフードスタンドで飲むのだ。実は、そこの企画に、知り合いのきき酒師が一枚噛んでいて、その彼の独断と偏見により、5軒あるスタンドのうちの1軒が、すごいことになっている。地酒、その他のアルコール飲料類が充実しているだけでなく、つまみ類も、さすがに飲んだくれの、いや、SSI認定のきき酒師さんが企画しただけあり、とても遊園地のフードスタンドとは思えないほどだ。

いちべーが自分で選んだ今年の動画12本による、「動画で振り返る2011年」シリーズは以上です。ご覧いただきありがとうございました。なお、いちべー動画チャネルでは、他にも面白い動画がたくさんあるので、どうぞご覧ください。



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2011年12月27日火曜日

動画で振り返る2011年(5月~8月)

5
初夏である。日によっては、夏のような陽気になることがある。そんな春から夏に向かう季節の中、奥多摩の御岳渓谷を散策した。ああ、夏の川はきれいだなあ。



6
この月の2日には、民主党代議士会で、菅直人首相が辞任を表明した。それを受けて、民主党の多くが、提出された内閣不信任案に対して反対票を投じ、不信任案が否決。
菅首相は、退陣を仄めかした舌の根も乾かぬ翌日、あっさり続投を表明。こんなに国民をなめた首相も珍しい。あまりに頭に来たので、官邸に抗議のメールを出したくらいだ。この時ばかりは、鳩山前首相がとても良い人に見えた(と言ってももちろん「人の好い」という意味)。
そんな、むかつく事件で始まった6月だったが、こういうときは、何か古い建物でも見て落ち着きたい。まあ、菅首相のこのようなインチキ事件は別として、もともと予定していたことだが、かつて、白洲次郎、正子夫妻が住んでいたという古民家を訪れた。この建物は「武相荘」と言って町田にある。門をくぐったあたりに大きな柿木が植わっていて、よい雰囲気の庭である。母屋はりっぱな寄棟造りの茅葺民家である。骨董に造詣の深い正子婦人のテイストが活かされた内装や調度品などを見て楽しんだ。


7
この時季は、仲間と旅行したりすることが多いが、今年は、東日本大震災で大打撃を受けた東北地方、特に福島を応援しようという主旨で、会津へ旅する。
喜多方では、大和川酒造さんにて酒蔵見学。カスモチ原酒弥右衛門酒は、麹歩合が通常の倍程度まで高めた甘めのお酒。


8
この時季、東京都では、奥多摩、青梅、あきる野、埼玉県では秩父方面などの各地の神社で、ささら獅子舞がさかんに奉納される。今年は、ささら獅子舞マニアの間では有名な下名栗の獅子舞を見に行くことができた。
五穀豊穣、国家安寧、疫病退散などの祈りを込めて奉納される獅子舞であるので、今年のような国難の年こそしっかりと行うというのもひとつの考え方ではなかろうか。



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2011年12月25日日曜日

酒糟炙り焼きで一杯




燗銅壺で、板糟を炙りながら、越乃柏露の純米酒を燗にして飲む。

燗酒がうまくてたまらん。最近は、毎晩のように燗銅壺で燗しながら、つまみを炙って食うというスタイルが定着しつつある。

酒糟は、スーパーで売っていたありきたりのもの。こいつを、適当な大きさに割って焼き網の上で炙ると、じきに糟の焦げる香ばしい匂いがしてくる。餅が膨らむように、ぷっくり膨れたりする。

適度に焦げたら裏返し、両面に焦げ目がついたら、醤油をつけて、さらに軽く炙る。醤油の焦げる匂いに、舌の両脇あたりに、じわっとわいてくる唾。

そして、おもむろに、燗銅壺の湯から酒を出して盃に注げば、かすかに立ち上る白い湯気。

酒、酒糟、醤油、日本が世界に誇れる醗酵食品をいただき、身も心も強くなっていく気分だ。





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2011年12月22日木曜日

動画で振り返る2011年(1月~4月)

1月、新年早々、澤乃井園に行って福袋を買う。これで、今年もいい年になるだろうと思っていた。そりゃそうだ、3月にあの大震災が起ころうとは、この時には誰も思ってなかったのだ。



2月、小鳥と戯れていた。このシジュウカラ、前の年から餌付けをして、ここまで馴れるのに3ヶ月くらいかかった。ちなみに、このシジュウカラは、最後には、私の手のひらから餌をとって食べるまでになり、家の前の木に掛けた巣箱で雛を孵し育てたのだ。巣箱の中の記録ビデオも撮ったので、興味のある方は、私の動画チャネルでご覧ください。



3月、「にいがた酒の陣」の二日目に実施される「新潟清酒達人検定」という、いわゆるご当地検定を受けるべく、利き酒のトレーニングをしていた。この後、午後に例の東日本大震災が発生した。当然、酒の陣も達人検定も中止となった。



4月、例年なら、あちこちの櫻の名所で、花見という名のアウトドア宴会が開催される。しかし、今年は、大震災があまりにも甚大で悲惨な結果をもたらしたため、花見をするのを躊躇する人が多かった。今年の流行語大賞になるのではないかと思えるくらい、自粛という言葉が飛び交っていた。そんな中、東北の蔵元さんたちが、これではいかんと、日本人ならどうぞ花を愛でながら酒を楽しんで欲しいというメッセージをビデオにしてアップしてくれた。なんだか、逆に東北の人に励まされたような気がしたな。


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