2010年12月6日月曜日

甲州鳥もつ煮とスタンプラリー

12月2日は、スタンプラリーのスタンプを獲得するために埼玉の二蔵を訪れた。

このスタンプラリーは、正式には「2010西武線で行く沿線地酒めぐり スタンプラリー」と称するものだ。西武線の駅に置かれているスタンプラリー用の台紙をゲットして、これを携えて、西武線沿線にある東京の五蔵、埼玉五蔵の酒造場を回る。各蔵で台紙にスタンプを押し、切手を貼って投函すると、運が良ければ酒などの商品が当たるということらしい。

一応、「西武線で行く」となっているが、別に車で行ってもかまわない。特に東京の蔵は、東村山にある豊島屋酒造以外なら、どの蔵もJRの駅が最寄り駅であるから、西武線を利用せずに行けてしまう。

ところでこの日、実は甲府の蕎麦屋奥藤本店に、鳥もつ煮を食べに行ったのだが、その帰りに蔵めぐりをしたのである。

甲州鳥もつ煮に関しては、動画を作ったのでよろしければご覧あれ。


奥藤本店での昼食後、国道140号線を北上して雁坂トンネルを抜けて秩父に至り、そこで秩父錦の矢尾本店や武甲正宗の武甲酒造により、さらに日高市にある高麗王の長沢酒造に寄れるだろうと、なんとなく思った。

一時半頃に、鳥もつ煮を食べた蕎麦屋を出発したが、意外と埼玉までは時間がかかる。広瀬ダムの脇を通り、坂道を登って行くと、雁坂トンネルの有料道路となる。この有料道路のブースで、秩父夜祭りのビラを配っていた。そうだ、なんと、その日は秩父夜祭りの日ではないか!秩父市街の道、混みそうだな~。

雁坂トンネルは、えらく長いトンネルだった。トンネル内は、山梨側からだと、埼玉側に向かってつねに下り坂になっているようで、気をつけないとスピードが出過ぎてしまう。

そして、秩父錦の矢尾本店に到着したのが、3時半くらいだっただろうか。ここは、正確には、「酒造りの森秩父錦酒蔵資料館」と言い、秩父市街から荒川を隔てて西に位置している。

売店に、スタンプがあり、さっさと押して、次の目的地の武甲酒造に向かう・・・。というつもりが、すでに、同行の酒友は、試飲を開始している。そして、特別本醸造の無濾過原酒の冷やおろしが気に入ったようで、それを買っていた。こういう時、運転手は辛い。

さて、秩父市街の道路は混雑しているだろうかと心配しながら行くと、どうやら交通規制はされているが、混雑しているというほどでもない。

武甲酒造は、秩父市街の秩父鉄道の秩父駅に近い。入間の方面からだと、299号は秩父鉄道を渡って秩父神社の前を過ぎた辺りで、右折する。そこから200mほども行くと、秩父駅入り口の交差点を過ぎ、さらに100mも行けば左手に「武甲正宗」の看板の出た、見るからに老舗らしい木造の店舗(国指定登録有形文化財)が見える。

この日は、夜祭りの交通規制のため、一部、迂回しなければならない箇所があったが、なんとか武甲酒造に到着したのが、四時半近く。この時点で、長沢酒造に行くのは無理だとあきらめる。

スタンプを押して、さっさと帰ろうとするが、蔵元さんが、いろいろ説明してくれて、というか、この蔵元さんは、なかなか話すのが好きな方のようだ。それでも、秩父のホルモン焼きの美味しい店を聞くと、ていねいに地図など出して教えてくれたので、こんどは、秩父でホルモンが食いたいなどと思った(そのときは電車で行くか、少なくとも酒が飲めなくて運転が好きな人を誘いたい)。このお店では、蔵元さんが燗酒ならこれが一番と言っていたので、本醸造武甲正宗を購入。

さて、下の写真であるが、これは同行の酒友から頂いたものであるが、件の秩父錦特別本醸造無濾過原酒である。押し味も強く、味の乗りが抜群で、私好みの酒であった。


現在のスタンプ獲得状況(■済 □未獲得)
□石川酒造  □田村酒造場 ■小澤酒造  □中村酒造  □小江戸鏡山酒造
■豊島屋酒造 □長澤酒造  ■五十嵐酒造 ■武甲酒造  ■矢尾本店


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2010年11月30日火曜日

酔うと安芝居をしてしまう人たち

先週の土曜日、青梅市の「煉瓦堂朱とんぼ」という施設で、酒飲みパーティーを兼ねながらバーベキューを行った。

ここのバーベキュー場には、うれしいことに、徳利やお猪口も用意され、おまけに大きめな薬缶も借りることが出来た。つまり、燗酒を作って飲んだわけだ。



燗酒には、写真の左の瓶「長岡城」や、一升瓶の「澤乃井純米銀印」がいい。

滅多に飲むことのできない大吟醸限定酒。


打ち合わせ30秒、リハ無しのぶっつけ本番で、こんな芝居じみたことをやってしまう人たち


私が酔って寝ている間には、こんな安芝居も行われていたようです。



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2010年11月25日木曜日

燗酒文化を世界に広めたいと思ったもので(;^_^A

最近では、外国でも日本酒の人気が高くなってきているようだ。海外の外国人の方が書かれている酒関連ブログなども多い。そういうブログ記事からは、吟醸酒や純米酒などの高級酒(premium sake)指向が、なんとなく読み取れる。まだ、日本酒が日常のシーンで飲まれるほどには、日本酒が浸透しているわけではなく、むしろ、日本酒は高級日本酒料理と一緒に楽しむもののように受け止められているということなのだろうか?

日本酒は、言うまでもなく日本人が古くから飲み続けてきた酒であり、冠婚葬祭の場面などでも飲まれ、また、日本人の生活の中にも融け込んでいる。とくに、日常生活の中で飲まれる日本酒としては、そんなに高級な酒を毎日のように飲むわけにもいかない。

一日の仕事が終わり、快い疲れを感じつつ、「今日も一日頑張った。明日もまた頑張ろう」などと思いながら、ゆったりとした気分で、しみじみと飲む、いわゆる晩酌というやつ。多くの日本人は、日常的にそんな日本酒の飲み方をしてきたのではないだろうか?

私としては、フォーマルな会食や、高級料理とともに飲まれる酒だけでなく、毎日、家庭で気軽に飲める酒、"table wine" ならぬ "table sake" というものが、もっと普及するならば、海外の方たちの日本酒の楽しみも、より幅が出るのではないかと思っている。

そんな想いから、日本酒のカジュアルな飲み方として、燗酒の楽しみ方を世界に紹介してみようと思い立ち、以下のような動画を作った。



これは、「電気ポットで湯を沸かし、その中に徳利を入れると、燗酒が簡単にできますよ。皆さまもお試しあれ!」という趣旨のビデオ。

このビデオは、けっこう反響があって、これを見て、電気ポットを買いましたというようなコメントも海外の方から頂いている。

何はともあれ、日本酒文化よ、世界に広まれ!



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2010年11月23日火曜日

フォルクローレで十右衛門

豊島屋酒造を、最初に訪れたのは、2008年の9月のことである。同社の専務さんに蔵を一通り見せていただいた。


(2008年9月9日撮影)


この時の試飲で十右衛門という酒に出会った。重厚な飲み応えの純米酒であった。

ところで、去る11月21日は、この豊島屋酒造での酒蔵一般開放、つまり蔵開きであった。

この日、東村山駅に、11時35分くらい到着。駅から蔵に向かって歩き出そうとしたところ、後ろから酒飲み友達のkisaさんに声をかけられ合流。そして蔵に到着。

蔵では、とりあえず、新酒とかめ口の酒を試飲させていただき、蔵開き限定の純米吟醸熟成生原酒を買い、会場を一巡りして知り合いがいないが確認すると、あとは、まったり飲むだけである。

12:30から、杜氏さんとその仲間たちによる、フォルクローレの演奏も始まるというので、ステージのある広場に行く。一升瓶の通い箱で即製した、椅子とテーブルが並んでいるが、すでに、どの席も満杯であった。



そして、このフォルクローレの演奏が行われているステージの前でうろうろしていると、丁度、うまい具合に二つ席が空いた。そこで、模擬店でたこ焼き、チョコバナナ、焼きそばを買い込み、酒を飲みながら演奏を楽しむことができた。

で、この日、飲んだ十右衛門中取り生原酒のお味は?




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2010年11月19日金曜日

ぎらりと光る酒


 口に含むとぎらりと光る
 こいつはいぶし銀
 冷やも光るが
 燗も光る

これは、澤乃井の新商品、純米銀印の裏ラベルの口上である。

なるほど、精米歩合80%という、いかにも硬派な感じの酒は、「きらり」ではなくて「ぎらり」と光るのか?

さて、口の中でどのように光るか、とくと見てみよう。



ところで澤乃井の社長さんとは、ある機会でいっしょに飲んだ時に、澤乃井の酒の裏ラベルの口上は誰が考えるのですかと聞いたところ、すべて社長さんが考えているとのこと。いろいろと考え出すのに苦労しているとのことで、今回も社長さんの悩む顔が、なんとなく目に浮かんでしまった。


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2010年11月18日木曜日

酒器に応じて酒を飲んでみた

最近、益子の陶器市でいくつか酒器を購入した。
益子陶器市関係の動画の再生リスト

各タイプの酒の特性に適した酒器を使用すると、より効果的に酒の特性を引き出して楽しめる。そこで、これらの酒器に合わせて酒を選び飲んでみた。ただし、酒と器の組み合わせは、あくまでも私の直感で選んでいるわけで、違う意見の方もいるかも知れない。



酒器(1)

最初の酒器は、背の高いもので8勺程度酒が入る。これの6割程度を吟醸酒で満たすと、内側から吟醸香が立ち上ってきた。薄い酒器の縁を唇に押し当てて酒器を傾けると、酒が滑らかに口に流れ込み、微かで好ましい甘みを感じた。この器は、吟醸酒のすっきりした味と芳香を引き立ててくれるようだ。


酒器(2)

次の酒器も背が高い(今回は、背の高い酒器を三つ買った)。半合ほど入るものだが、表面の模様は象形文字のようだ。何か角のある仮面のようなものを被って踊っている人々のようでもある。さらに、よく見ると、そのマークの一つが感じの「笑」という文字に見えてくる。全体的に古代の出土品のような雰囲気を醸し出している。そこで、ひらめいたのは、「よし、ひとつこいつに長期熟成酒を注いでみようか」ということだった。


酒器(3)

この表面の白いスラリとして感じの器には、引っ掻くようにして線画が施されている。表面の白い粘土を引っ掻くことで、下地の褐色系の粘土を露出させて線画が描かれている。というわけで、下地の褐色系粘土と表面の白い粘土の二種類の粘土が使われているのが判る。器の外側には釉薬は掛っていないようだが、内側には釉薬で薄いガラス質の層が出来ている。フレッシュな生酒を冷で飲んでみた。

ところで線画であるが、巨大ロボットのようなものが描かれている。いや、これはガンダムのモビルスーツではないか?!ということで、このユニークな酒器、一目見て気に入ってしまった。



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2010年11月15日月曜日

天覧山に登って清酒「天覧山」を飲む

先週、平日にちょっと時間があったので、軽く飯能の方面へ散歩に出かけ、以下のコースを歩いた。

JR八高線東飯能駅~五十嵐酒造(試飲)~天嵐山~高麗峠~巾着田~西武線高麗駅

東飯能駅を歩き始めたのが10時頃で、高麗駅に着いたのが2時30分頃だった。五十嵐酒造によって酒を買うという回り道をしなければ、1時間くらい時間を短縮できるが、その場合は酒をテーマとした当ブログが成立しないので、頑張って歩いたのであった。

五十嵐酒造までの道は、西武線の飯能駅から歩いた方が判りやすいのだが、地図を見るとJRの東飯能駅から歩いても大差がなさそうなので、東飯能から歩くことにした。道がよく判らないので、およその見当で南の方向に歩き、高麗川沿いの通りまでたどり着いた。たしか、この通り沿いに五十嵐酒造があるはずだ。実際、私はけっこう地理感があるので、こういう場合は、あまり迷わずに目的地に到達するのだが、しかし、今回はけっこう長い道のりだ。

五十嵐酒造(11:20頃)
とにかく、無事に五十嵐酒造に到着すると、お店ではお酒が売られている。店番のかたわら事務仕事をしていた女性は、私が車で運転して来なかったことを確認すると試飲用の酒をテーブルに並べて試飲を薦めた。そして、一通りの説明をすると中断していた事務仕事を再開するために、デスクへ戻って行った。



さて、私は、一通り試飲を終え、古天という熟成酒と、300ml瓶の生酒を購入し、リュックに詰めた。店番の女性によれば、飯能の駅まで徒歩20分くらいで、天覧山の登り口は、さらにもっと歩くようだ。いや、だいたい地図を見て判っているので、そんなもんだろうとは思いつつも、やはり舗装道路を30分もダラダラ歩くのは、あまり楽しくない。はやく、山道を歩きたいものだと思うと、早足になりがちだ。

さて、天覧山であるが、登山口は能仁寺というお寺の脇を入って行くのである。登山口から山頂までは、10分くらいで登れてしまうあっけなさである。山頂直下が少々急だが、幼稚園の遠足でも軽く行けるお手軽散歩道といった感じだ。

天覧山頂上(12:30頃)
天覧山は、標高195m。頂上には、コンクリート造りのしっかりした展望台がある。ここから、奥多摩方面の山々がよく見える。かつて、明治天皇が近衛兵の演習を、この山からご覧になったそうだ。





頂上で、予定どおり天覧山の生酒を飲み、昼食を食べてから、高麗峠へ歩き出す。高麗峠までは、一時間くらいであり、広くて歩きやすい快適な道である。

高麗峠(13:40頃)
高麗峠は、ちょっと薄暗い峠。展望もあまりよくない。ここから30分も歩けば巾着田に到着する。


ドレミファ橋(14:00頃)
ドレミファ橋は、巾着田を囲むように流れる高麗川にかかっている冠水橋(雨で増水すると水没して渡れなくなる橋)で、これを渡ると巾着田。



上の右の写真は、ドレミファ橋から撮影。泳いでいる魚を写真に撮ろうとしたのだが、見えますか?

巾着田(14:10頃)
巾着田は、本当は曼珠沙華の花の時季に来るといいのだ。下の右側の写真は、2008年の9月下旬ごろの様子。



鹿台橋(しかのだいばし)からの眺め
巾着田から、高麗駅に向かうのだが、途中にあるこの鹿台橋からの高麗川の眺めがなかなかよい。




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